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福岡空港が”世界一”の評価へ – 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

福岡空港が"世界一"の評価へ - 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

福岡の空の玄関口が、世界的な評価を手にした。
株式会社船場(本社:東京都港区)は12日、トータルプロデュースを手掛けた福岡空港国際線ターミナルが、世界三大デザイン賞の一つであるドイツの「iF Design Award 2026」を受賞したと発表した。

かつての「通過点」としての空港から、福岡の文化を五感で伝える「観光名所」への転換が、世界68カ国・1万件超の応募の中から高く評価された形だ。

福岡空港が"世界一"の評価へ - 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

混雑解消を超えた「おもてなしの空間」へ
1999年の供用開始以来、福岡空港国際線は旅客数の急増に伴う施設の狭隘(きょうあい)化が長年の課題となっていた。
2022年度から約3年半に及ぶ大規模改修を経て、2025年3月にグランドオープン。今回の受賞は、このリニューアルプロジェクトが結実したものと言える。

最大の特徴は、単なる機能拡張にとどまらず、空間全体に「福岡・日本のアイデンティティ」を組み込んだ点にある。

福岡空港が"世界一"の評価へ - 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

随所に散りばめられた「福岡の伝統」
日本の伝統工芸品の唯一無二で精緻な技芸と、それを継承しつつ現代的に進化する姿を、国際空港という舞台で発信する場を創出。特にラウンジでは、博多人形の出迎えをはじめ、大川組子や博多織の壁面ディスプレイ、小石原焼の洗面台など、随所に福岡県の伝統工芸品をアイコニックに配置。
そのほかのエリアでも、八女提灯や祭りの山車をモチーフにした櫓などを取り入れており、伝統に空港ならではのスケール感や遊び心を重ね、現代的に再構築することで、日本文化を体験でき、巡った観光名所のひとつとして数えられる空間を目指し仕上げられている。

これらは単なる装飾ではなく、訪日外国人には「日本との最初の出会い」を、日本人旅客には「旅の余韻」を与える演出として機能している。

福岡空港が"世界一"の評価へ - 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

「迷わない」ためのデザインと機能美
スマートフォンを片手に移動する現代の旅客に配慮し、デザインと誘導の融合も図られた。
到着ロビーから案内エリアにかけては、地元産の木材を用いた天井造作が連続。利用者の視線を自然に目的地へと導く設計となっており、複雑な動線でもストレスなく移動できる工夫が施されている。

福岡空港が"世界一"の評価へ - 国際線ターミナルが世界三大デザイン賞「iFデザインアワード」を受賞

担当デザイナー・平田晶氏のコメント
「インフラ施設に対し、内装デザインの観点から文化やおもてなしを伝えるという、新しいアプローチで空港の価値を再定義することを目指しました。今回の受賞を機に、日本各地の施設がより高度に進化していくことを願っています」

今回の世界的なデザイン賞受賞により、福岡空港は単なる移動拠点から、世界に誇る「福岡の文化発信地」としての地位を確固たるものにした。

GWや夏休みを控え、新しく生まれ変わった「世界基準の空間」を体感しに、空港へ足を運んでみてはいかがだろうか。

福岡空港ホームページ
株式会社船場

この情報は3月12日(木)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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