
福岡を本拠地とするトライアルホールディングスが、東海・中部を代表するドラッグストア大手のスギホールディングスと、包括的な協業をスタートしました。
地域の日常に密着したスーパーと、薬・健康サービスを担うドラッグストアがタッグを組む取り組みです。
両社は1月8日、基本合意に署名したことを発表しました。これは単なる業務提携ではなく、買い物体験そのものを進化させる挑戦として注目されています。
どう変わる?日々の買い物が便利になる理由
今回の協業には、大きく4つの柱があります。
スーパーに調剤併設型ドラッグストアを導入
トライアル店舗にスギ薬局の調剤薬局が併設される計画が進行中。これにより、食料品と薬・健康サービスが同時に手に入るようになります。
売り場づくりのノウハウ共有
ヘルス&ビューティ商品に強いスギ薬局の品揃えやディスプレイノウハウが、トライアル店舗に生かされます。
人気の惣菜を薬局でも楽しめる仕組み
トライアルの惣菜や弁当づくりのノウハウがスギ薬局側にも展開され、ヘルシー系以外のちょい食べ提案が生まれる可能性も。
デジタルとテクノロジーの共通活用
トライアルの「GOシステム」やリテールテック技術を、両社の店舗運営に導入し、効率化と快適性向上を目指すとしています。
ワンストップで得られる便利さとは?
これまでの買い物は、「スーパーで食料品」「調剤は別の薬局へ」という流れが一般的でした。しかし、生活者にとっては、通いやすい近所のスーパーが、いつもの「買い物スポット」プラス、薬も受け取れる場所になる可能性があります。
忙しい仕事帰りや、子育て中の移動負担が軽くなるほか、健康相談と日常食の買い物が一度にできる地域の拠点化も考えられます。
福岡から全国へ… 次の動きにも注目
トライアルとスギ薬局は、すでにさまざまな実証実験を進めてきましたが、今回の協業は、より実践的なモデル化を目指したステップです。業界では、こうしたスーパーとドラッグストアの融合が「地域の買い物インフラの再構築」や「高齢化時代における生活支援サービスの強化」につながるのではと期待されています。
▶ 株式会社トライアルホールディングス
▶ スギホールディングス株式会社
この情報は1月8日(木)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。