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世界緑内障週間 ライトアップ in グリーン運動、県内は「小倉城」がライトアップ

世界緑内障週間 ライトアップ in グリーン運動、県内は「小倉城」がライトアップ

日本緑内障学会では、緑内障の認知と啓発に向けて、各地のランドマークや医療施設等をグリーンにライトアップする「ライトアップinグリーン運動」を、世界緑内障週間(2024年3月10日~16日)に合わせて展開すると発表しました。

県内は、2024年3月10日(日)から12日(火)までの2日間。日没から22:00まで小倉城(北九州市小倉北区)がグリーンにライトアップされます。

緑内障は、進行性の眼の病気です。

初期から中期には視力は良いものの視野が次第に欠けていき、進行すると日常生活に支障をきたすようになります。

緑内障の有病率は、40歳以上では5%ですが、70歳代では10.5%、80歳以上では11.4%と加齢とともに上昇します。

日本の視覚障害の原因疾患の1位が緑内障であり、特に、高齢になって視覚障害の段階に達してしまう人数が増加していることが報告されています。

一方、緑内障の治療法としての薬剤や手術方法の選択肢は増えています。そして、適切な治療により、一生QOLを保つことができる人も増えています。

大切なのは「早期発見」をすること、「継続治療」することですが、緑内障の初期・中期には自覚症状が無いので罹患していることに気づかない場合も多く、また治療の中断につながることがわかっています。

日本緑内障学会では学術研究活動とは別に啓発活動も重要な事業と考えており、今回展開される「世界緑内障週間」は、世界緑内障連盟が実行組織となって、2008年から世界一斉に行われてきた緑内障啓発のための国際的なイベントです。

毎年3月上旬の一週間に、世界各地で各国・各地域の実情に合わせて様々な活動を行っており、日本においても、講演会や眼科検診等を行っていますが、もっと多くの人に緑内障に関心を持ってもらう事を目的に、2015年から各地の公共機関の「ライトアップinグリーン運動」を開始し日本緑内障学会の公式事業として実施。

伝えたいメッセージは「早期発見・継続治療」と「希望」です。「希望」には仲間や家族や主治医など支える人とともに治療をして「あなたの眼がずっと見えていますように」という思いが込められています。

日本緑内障学会 公式サイト

この情報は2月9日(金)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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