イケアの日本法人イケア・ジャパンは17日、植物由来の原料でつくったプラントベースソフトクリームを、2023年10月19日(木)より、全国のイケア店舗にて販売開始すると発表しました。
また、これにより、乳を使用したミルク味のソフトクリームの提供を終了することもあわせて発表。
イケア・ジャパンでは、レモン味やラムネ味などのプラントベースソフトクリームを過去に期間限定で販売してきましたが、ミルク味は動物由来の原料を使用していました。
そこで、日本の独自の取り組みとして、人気のソフトクリームのミルク味をプラントベースにするプロジェクトを2021年頃に開始。
日本国内の食品メーカーの協力のもとサンプルを試作し、一部店舗にて一カ月間のテスト販売を行い、購入者へのアンケートを実施するなど、何度も試行錯誤を重ねた上で、約2年間の開発期間を経て販売が決定。
一般的な乳を使用したソフトクリームでは乳のコクが風味において重要な要素となっています。プラントベースのソフトクリームでも乳と同じようなコクが感じられるように、乳の代わりに豆乳を使用。
ただ、豆乳を入れすぎると豆乳の風味が強くなってしまうため、甘味と塩味のバランスが調整されています。
また、豆乳は粉末原料も含めて、10種類程度の風味を確認し、豆の独特な香りが少ない豆乳を使用することで、現行のイケアのソフトクリームに近い厚みのある風味を再現。
さらに、乳製品を豆乳に置き換えるだけではシャリシャリとした食感だったため、滑らかになるように豆乳と他の原料との配合も調整されています。
イケアでは、より簡単に環境にとってよりよい選択をするため、健康的でサステナブルな食事はおいしく、簡単で、手ごろな価格でなければならないと考えています。
そのためプラントベースフードの価格は同種類のアニマルベースフードと同等、もしくはより低価格に設定されています。
今回登場するプラントベースソフトクリームの価格も、乳を使用したソフトクリームと同等の50円で店頭に登場します。
乳製品を一切使用せずに再現した滑らかな食感のプラントベースソフトクリームを、イケア福岡新宮にて楽しんでみてはいかがでしょうか。
この情報は2023年10月17日(火)時点のものです。