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全国初、AIバス×自動運転が始動。地域交通の未来を占う実証実験がスタート

全国初、AIバス×自動運転が始動。地域交通の未来を占う実証実験がスタート

福岡県古賀市で、公共交通のあり方を大きく変える可能性を秘めた取り組みが動き出しました。

ネクスト・モビリティ社(福岡市)は、AIオンデマンドバス「のるーと」と自動運転システムを連携させた実証運行を、3月20日より開始しました。この両システムを融合させた運用は全国初となります。

なぜ「全国初」なのか?
今回の実証実験の大きな特徴は、すでに古賀市で定着しているAIオンデマンドバス「のるーと古賀」の予約システムをそのまま活用する点です。
利用者は既存のアプリやLINEから、通常のバスと同じ感覚で「自動運転バス」を呼び出すことができます。これにより、新しい技術を導入しつつも利用者の混乱を避け、シームレスな移動体験を提供することが狙いです。

実証運行の概要
運行は、JR古賀駅とししぶ駅を結ぶ住宅街周辺の公道で行われます。
▼期間
3月20日(金・祝)~3月30日(月)
3月22日・29日は運休
▼区間
古賀駅東口~市役所前~庄公民館前~花鶴丘団地~ししぶ駅東口
片道4.3km/乗車時間20分程度
▼運賃
無料(事前予約制)
▼定員
13名(一般乗客分)

運行方式は、予約が入ったバス停のみに立ち寄る「セミデマンド方式」を採用。車両は「自動運転レベル2」で走行し、常に専門の運転士が乗務して安全を確保します。

福岡から全国へ。背景にある「2024年問題」
現在、地方自治体にとって最大の課題の一つが、バス運転士の深刻な不足です。いわゆる「物流・運送業界の2024年問題」の影響は公共交通にも波及しており、路線の維持が困難になるケースが福岡県内でも相次いでいます。
ネクスト・モビリティは、このAI技術と自動運転を掛け合わせることで、少人数のスタッフでも効率的かつ持続可能な交通網を維持できるモデルの構築を目指しています。

今回の古賀市での知見は、今後「のるーと」を導入している全国70以上の自治体へ横展開される予定です。

最新のテクノロジーが、私たちの生活圏にどう溶け込んでいくのか。福岡発のこのプロジェクトは、全国の自治体からも熱い視線を浴びることになりそうです。

ネクスト・モビリティ株式会社

この情報は3月18日(金)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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