
フラー社は17日、アプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータをもとに、ドラッグストア・調剤薬局アプリの動向や特徴をまとめた「ドラッグストア・調剤薬局アプリ市場調査レポート2025」を公開しました。
同レポートでは、市場の概況、性年代別の利用傾向、時間帯別の利用動向、地域ごとの特徴、主要アプリの紹介など、多角的な視点からドラッグストア・調剤薬局アプリ市場を分析。購買・調剤・服薬管理を支えるデジタル活用の実態を可視化しています。
ドラッグストア業界や薬局チェーン、ヘルスケア関連事業者のマーケティング戦略立案に役立つ内容として最新版を公開。
調査概要
▼調査方法
フラーが提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」による分析。国内約40万台のAndroid端末から収集したサンプルデータのうち、一定の条件を満たしたものを抽出・分析。
▼調査対象アプリ
2025年8月時点でMAU500以上のAndroidアプリのうち、以下のいずれかの条件を満たすものを「ドラッグストア・調剤薬局アプリ」と定義。
Google Playのカテゴリ「健康&フィットネス」「ライフスタイル」「医療」「ショッピング」に属し、説明文に「ドラッグ」「薬局」「お薬手帳」などの語を含むアプリ
ドラッグストアや調剤薬局、またはそれらを運営する企業の公式アプリと判断されたもの
▼調査期間
2025年8月
レポートの一例
▼市場の概況
ドラッグストア・調剤薬局アプリは、79個確認。Google Playで★4以上の評価を得ているアプリは16個と、一定数の高評価アプリが存在。1ヶ月あたりの利用個数は0.6個、平均利用時間は10分で、1日あたりでは0.1個・2.6分となりました。特定の目的かつ限定的な利用であることもあり、全カテゴリ平均(利用個数50.9個、利用時間121.6分)に比べ利用頻度・利用時間ともに低い傾向が見られます。

▼性年代別の特徴
スマホユーザー全体の性年代別構成と比較すると、ドラッグストア・調剤薬局アプリは40代以上の女性の利用が多い傾向にあります。 10代・20代の利用は相対的に少なく、若年層よりも中高年層を中心に利用が広がっています。

▼利用時間帯分析
ドラッグストア・調剤薬局アプリの時間帯別利用率を見ると、全世代で朝6~8時台から上昇し始め、10時から12時にかけてピークを迎えます。60代以上は午前の利用が特に高く、18時以降に一気に利用が減少しています。

▼カオスマップ分析
MAU上位77アプリを機能別に下記の3つのグループに分類。
ポイントカードなど店舗向けアプリ
お薬手帳・処方せん送信アプリ
オンライン診療・服薬指導アプリ
買い物から服薬管理までを支援する多様なサービスがラインナップしています。

▼地域別の特徴
ドラッグストア・調剤薬局アプリ利用者数を都道府県別に見ると、「マツキヨココカラ公式アプリ」が複数地域で上位に入っており、全国的に広く利用されていることが分かります。 「スギ薬局」や「ツルハドラッグ」など、地域密着型チェーンの公式アプリが各エリアで上位にランクイン。 福岡では「コスモス公式アプリ」や「ドラモリ公式アプリ」、沖縄では「ドラッグイレブン公式アプリ」など地場企業のアプリの存在感が目立ちます。

▼アプリ評価分析
アプリ全体とドラッグストア・調剤薬局アプリの評価分布を比較すると、ドラッグストア・調剤薬局アプリは3.0以上3.5未満の割合が28.6%と最も高く、全体平均よりも中間評価層が多いことが分かります。一方で4.0以上の高評価割合は20.8%にとどまり、アプリ全体(51.6%)よりも低い傾向が見られました。

今回ご紹介したレポートについては、以下のページからダウンロード可能です。
▶ ドラッグストア・調剤薬局アプリ市場調査レポート2025|App Ape
この情報は11月17日(月)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。