2025年5月23日(金)~5月25日(日)の3日間、福岡市博多区祇園の「ぽんプラザホール」にて、舞台『ラ・ヴィータ ~愛と死をみつめて~』が上演されます。
『ラ・ヴィータ』は、1980 年代の小劇場ブームを牽引した白井晃・高泉淳子・吉澤耕一を中心とする劇団『遊機械/全自動シアター』の代表作。文化庁芸術祭賞を受賞するなど、同劇団による『家族』をテーマにした数々の作品の中でも、名作として語り継がれています。
本公演は、かつて『遊機械/全自動シアター』のスタッフとして活動していた、福岡市在住の照明技術者・井口紀子さんが企画。舞台の仕込み(設営)とバラシ(解体)を公開し、照明・音響・大道具の作業を体験してもらう学生向けのワークショップ(ふくおかフィナンシャルグループ文化芸術財団助成事業)も同時開催されます。
「劇場に足を運ぶのは、ちょっと敷居が高い・・・」「何か舞台表現をやってみたいけど、何から手を付けていいのか分からない・・・」といった方々、特に若い方の “最初の一歩” をお手伝いする企画として始動した『The First Door プロジェクト』の第2弾となる公演です。【制作代表 井口紀子さんからのメッセージ】
はじめまして。19歳から数年、福岡のイムズホールに照明技術者として出向していました。世はバブル華やかなりし頃。そして小劇場ブームの真っ盛り。東京から来た、面白い劇団の公演が沢山上演されていました。芝居の照明の仕事がしたかった私には、まさに天国。特に『遊機械全自動シアター』の『僕の時間の深呼吸』を観た時の感動といったら!『この人たちと仕事がしたい!』と上京し、ご縁に恵まれ、双子が産まれるまでの6年間スタッフとして関わらせて頂きました。その後、震災で福岡に戻りましたが、遊機械作品で特に大好きだった『ラ・ヴィータ』をどうしても福岡のお客様に観て欲しくって、知り合った役者さんや演出家さんに話を持ちかけること10年・・・。この度、素晴らしい仲間のおかげで、やっと念願が叶いました。ぜひ劇場に足をお運び下さい。
The First Door プロジェクト Vol.2 『ラ・ヴィータ ~愛と死をみつめて~』
日程:2025年5月23日(金)19:00~
5月24日(土)15:00~/19:00~
5月25日(日)12:00~/16:00~ <開場は開演の30分前>
会場:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3)
料金: 一般:3,500円/学生:2,500円/高校生以下:1,500円
<チケット予約・購入方法>
下記のチケット予約フォームに入力 → 当日受付で料金をお支払い
https://www.quartet-online.net/ticket/2025
<問い合わせ>
Stage office GRACE Mail:thefirstdoor2022@gmail.com TEL:090-8918-6099
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【関連イベント】仕込みとバラシのワークショップ
本公演の仕込み(設営)とバラシ(解体)を公開し、照明・音響・大道具の作業に触れていただき、質問などを受け付けるワークショップを開催します。高校・大学・専門学校などで演劇を志す学生の皆さんの参加をお待ちしています。
日時: [仕込み] 5月22日(木)10:00~ / [バラシ] 5月25日(日)18:00~
参加費: 500円(資料代・保険料込み)
参加申込:(お問い合わせ) thefirstdoor2022@gmail.com
※参加日と氏名をご連絡ください
【あらすじ】
今 まさに 人生を終えようとする一人の老人がいる。それまでの人生とは何だったのか。 生まれた時から『身内』との関係を振り返っていく。母と子(自分)との関係。父と子(自分)との関係。妻と愛人と自分との関係。弟、友人との関係。父(自分)と娘の関係。芸術(生業)との関係。自分は生まれてくるべき人間だったのか。人生最後のステージで彼に掛けられる身内の人々の言葉。かつて表面上はともかく、心の奥深くでは受け入れられなかった人々。最後に彼を満たすものは『愛』か『拒絶』か。
この情報は2025年4月15日(火)時点の内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。