TOTO(本社:福岡県北九州市)が開発した「ユニットバスルーム」は、2024年9月1日に誕生60周年を迎えます。
1964年の東京オリンピック開催にあたり、日本初の超高層ホテル「ホテルニューオータニ」で短期間に大量の浴室を納入するために、1963年に業界初の「ユニットバスルーム工法」を開発。
短納期
工期を在来工法の10分の1に短縮し、ホテルニューオータニの全客室の内の1044室を3.5ヵ月で組立て。
防水性
ステンレス製防水パンの採用により、従来の浴室の防水工事を不要に。
軽量化
1958年に登場した浴槽「トートライトバス」で培ったFRP(繊維強化プラスチック)技術をカウンターなどにも採用し浴室を軽量化。
1966年には、マンションやアパートなどの集合住宅用ユニットバスルームを発売し、1977年には、戸建用のユニットバスルームを発売。
その後、マンションの取換え需要を見据えたマンションリモデルバスルームを発売、業界初の「カラリ床」や「魔法びん浴槽」など、生活価値を向上させた商品を発売し続け、浴室の進化をけん引。
1964年9月の誕生以来、着実に販売台数を伸ばし、2024年2月に「ユニットバスルーム」の累計出荷台数が1200万台を突破。現在では日本におけるおよそ9割がユニットバスルーム工法によるもので、日本の浴室のスタンダードとなりました。
また、近年は単に「体を洗う場所」から「くつろぎの場」へ進化し、最新のユニットバスルームでは、人間工学を応用した浴槽形状で身も心もリラックスする「ファーストクラス浴槽」や、肩・腰をたっぷりのお湯で温める「楽湯」など機能を追加。
さらにスマートフォンから専用アプリの操作で、いつでもどこでも入浴準備ができる「つながる快適セット」など、常に利用者の使い勝手と心地よさの追求を行っています。
TOTOミュージアム企画展
快適な暮らしを追求するユニットバスルーム展~誕生60年の軌跡~ 開催
北九州市小倉北区のTOTOミュージアム 特別展示室にて、2024年3月19日(火)よりユニットバスルーム誕生から60年の軌跡を紹介する企画展が開催されます。※11月上旬までを予定。
初代ユニットバスルームの1/5サイズの模型や、組み立て方の解説動画、快適性を追求し進化してきた商品の変遷などを楽しむことができます。
詳細は以下のリンク先よりどうぞ。
この情報は3月18日(月)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。