登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップ(本社:福岡市)は11日、グループで山を登っている時に、登山者がお互いの位置を確認することができる機能「グループ位置共有」を、2023年12月11日(月)にリリースしたと発表しました。
素晴らしい景色、キレイな草花や小動物に出会えた時など、その場で仲間と感動を共有できるグループ登山。仲間たちは、トラブル発生時にお互いを助け合うことができる、心強い存在でもあります。
しかし、グループ登山でもさまざまなケースではぐれてしまい、いわゆる「はぐれ遭難」につながる可能性もあります。
登山中にはぐれてしまった場合「グループ位置共有」を利用していれば、地図の上で仲間の位置を簡単に確認することができます。
「先に行く」「先に行って」がはぐれ遭難に
グループ登山では、メンバーの迷惑にならないように、「先に行く」「先に行って」ということが頻繁にあります。そのほとんどは大きな事故には繋がりませんが、不安な気持ちになったり、その後合流することができなかったりするケースがあります。
2022年8月、熊本県国見岳で起きた事例では、遭難者が「自分はペースが遅いから」と言い、昼食中に周りのメンバーより先に出発したことが遭難事故のきっかけとなっていました。
その課題を解決するのが今回の「グループ位置共有」です。国見岳のような遭難事故を防ぎたい、その思いで開発が決定。
登山スタート時に簡単3ステップ
携帯電話の電波が届く場所で設定しましょう。
同機能はiOS / Androidとも2023年12月11日より段階的にリリースされ、すべてのYAMAPユーザーが無料で利用できます。具体的な利用方法は、以下のヘルプページから確認できます。
登山を安全に楽しむGPSアプリ「YAMAP」については以下の動画をどうぞ。
この情報は2023年12月11日(月)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。