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エルニーニョ現象が発生、気象庁が発表 今後は異常な天候に注意を

エルニーニョ現象が発生、気象庁が発表 今後は異常な天候に注意を

気象庁は9日、エルニーニョ監視速報にて「エルニーニョ現象が発生しているとみられる」と発表しました。

春の太平洋赤道域の大気に、エルニーニョ現象時の兆候が現れ、海洋にはその特徴がすでに現れていることから、エルニーニョ現象が発生しているとみられています。

エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。 また、西日本の日本海側では降水量が多くなる傾向があります。

エルニーニョ現象は、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられており、今後は天候の変化などに注意が必要です。

気象庁では、今後、エルニーニョ監視海域の海面水温の平年差が大きくなり、秋にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い(90%)と予測しています。

気象庁 ホームページ

この記事の内容は、2023年6月9日(金)時点のものです。

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