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福岡市博物館『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』満を持して開幕

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

福岡市博物館にて『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が、2023年6月9日(金)に開幕しました。

「映画を作る人間も、最初は観客だった。」

高畑勲・宮﨑駿両監督と共に、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫氏。

同展では、戦後の名古屋で育ち昭和・平成・令和の時代を駆け続けている鈴木敏夫氏が出会った多くの映画作品、書籍と、それを通して見えてくる時代背景に注目。

子ども時代から読んできた漫画や小説、青春時代を経て、社会に出てから今もなお旺盛な好奇心で読み続けている歴史本やノンフィクション、評論本などを通し、鈴木氏が、その作品や作家からどんな影響を受け、自身の思考術へとつなげていったのか。そしてどのように作り手と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのか、この答を鈴木敏夫氏の血肉となった8,800冊の書籍や映画作品を通じて探ります。

特に、鈴木氏が幼少期と激動の時代に「体験」した数多くの映画作品をぎっしり集めた空間は、福岡展からの初展示コー ナーです。

その他にも、貴重な資料や企画書をはじめ、立体造型物などが多数展示予定となっています。

2019年に397,595名という、福岡市博物館・歴代1位となる圧倒的な総来場者数の新記録を打ち立てた「ジブリの大博覧会」以来、同会場へ約4年ぶりにジブリの展覧会が帰ってきます。

みどころ①

ここにくれば、ジブリがもう一度見たくなる

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

高畑勲、宮﨑駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫氏。 実は“映画「となりのトトロ」を作ろう。”と発案した人だということ、そして、あの名作の題字を書いている人だということ、さらに、元々は週刊誌記者だったことをご存知でしょうか。

あなたの知らないスタジオジブリの秘密を知ることができる展覧会、それが「鈴木敏夫とジブリ展」です。

2019年に東京・神田明神ホールと長崎・ハウステンボス美術館で開催され、好評を博した同展。その後、展示品を大幅に増やし、バージョンアップして3年ぶりに京都・京都文化博物館と東京・寺田倉庫(B&C HALL/ E HALL)での開催を経て各地を巡回。

2022年から新たに加わった、鈴木プロデューサーの血肉となった8,800冊の書籍の展示は、鈴木プロデューサー自ら発案、企画したもの。スタジオジブリでの映画プロデューサーとしての足跡など、ジブリファン必見の展示はもちろんのこと、書をはじめとする多彩な活動も紹介されます。

みどころ②

鈴木敏夫の本棚

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

圧巻!およそ8,800冊の特別な本棚。数々の名作を送り出してきた鈴木敏夫氏のその頭の中を覗いているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが静かに読書中。

鈴木敏夫氏の隠れ家・「れんが屋」をモチーフにしたこの部屋は、膨大な量の全集などを並べた本の小路を通ったその先に広がっています。鈴木敏夫氏のこれまでを形作ったおよそ8,800冊の書籍の中には、実際に手に取って閲覧できるものも用意。鈴木敏夫氏のコメントとともに楽しめます。

みどころ③

ジブリ名作の世界観へ

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

「湯婆婆と銭婆の“恋愛・開運”おみくじ」「大・中・小トトロフォトスポット」など、名作の世界に迷い込める立体造型物やフォトスポットが登場します。高さ3mにも及ぶ湯婆婆と銭婆が圧巻。

鈴木敏夫氏の言葉が様々なお悩みにアドバイスをしてくれる「おみくじコーナー」は迫力満点です。湯婆婆、銭婆の口に手をいれて番号を引くと、鈴木敏夫氏からの「大事な言葉」が印字されたおみくじがもらえます。

「大・中・小トトロフォトスポット」は、あの名シーンを再現しており、その世界観の中で写真を撮って楽しむことができます。

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

巨大な文字が宙に浮いているように見える「吊り文字」エリアでは、『崖の上のポニョ』『もののけ姫』『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』『千と千尋の神隠し』『紅の豚』『風立ちぬ』など7作品の名場面タペストリーと、鈴木敏夫氏が書いた作品の「名セリフ」を巨大オブジェにした「吊り文字」とを一緒に撮影することができます。

『「鈴木敏夫とジブリ展」また、会えたね!』が福岡上陸、今夏、福岡市博物館で開催
©RENGAYA ©Studio Ghibli

開催概要

展覧会タイトル
「鈴木敏夫とジブリ展」 また、会えたね!
開催会期
2023年6月9日(金)~8月31日(木)
月曜休館、ただし、7月17日(月・祝)は開館。7月18日(火)は休館。
また、8月14日(月)・15日(火)は開館。8月16日(水)は休館。
開催時間
9:30~17:30
入館は17:00まで、ただし、7月22日(土)~8月26日(土)の金・土・日・祝日、8月14日(月)・15日(火)は20:00まで開館。入館は19:30まで。
開催会場
福岡市博物館 特別展示室
入場料金
⼀ 般 (土日祝)1,700円/(平日)1,500円
中高生(土日祝)1,400円/(平日)1,200円
小学生(土日祝)1,100円/(平日)900円
発売方法
ローソンチケット独占発売
Lコード: 83926
会期中「土・日・祝日」および「お盆期間:8月14日(月)・15日(火)」のみ、日時指定チケットの事前購入が必要となります。各日、各時間帯に空きがある場合には当日券も販売されますが、スムーズな入場のため、ローソンチケットでの事前購入をお勧めします。

平日に来場する場合は、日時指定は不要です。ただし、混雑時には一時入場制限をかける場合や、入場待ちが発生する場合があります。平日来場もローソンチケットにて事前購入が可能です。

催しの詳細、ならびに最新の情報については以下の公式特設ページから確認できます。

▶ 【公式】鈴木敏夫とジブリ展≪福岡展≫|福岡市博物館

この記事の情報は2023年6月9日(金)現在のものです。

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