福岡県直方市(以下表記は「のおがた市」)は1日、「のおがた市観光基本計画」の一環として、同市の観光資源である「花」と「文化」にスポットを当て、おもてなしにあふれた5年後の未来の”のおがた市”の姿を描いた同市史上初となるシティビジョンムービー「のおがた市“花文化観光”ビジョンムービー 」を、2023年6月1日に公開したと発表しました。
のおがた市観光基本計画とは
コロナ禍がもたらした観光トレンド、消費動向の著しい変化を受け、来るべき観光需要の回復への備え、観光業の体質強化、観光拠点の再生に向けた取り組みの指針です。
同市の地域観光資源とその課題を抽出し、観光におけるDXを推進していくための計画として、令和4年3月に策定。”すぐそこにある「お手頃な非日常」の提供~ また訪れたくなる、ちょっと特別な場所~”をテーマとして設定。同市を訪れる人にとって、のおがた市が「ちょっと特別な場所」として何度も訪れたくなる街を目指し、観光振興事業が展開されます。
5年後の未来図を描いた、のおがた市初の「花文化都市」観光ビジョンムービー
この「直方市観光基本計画」のテーマを踏まえ「訪れると少しだけ幸せになる街」としての”のおがた”がどうあるべきかを、2021年10月より、市民らが主体となって議論を重ねる中、同市を訪れる人たちを視覚的に楽しませてきた“花”に焦点を当て、花を通じたおもてなしというコンセプトが生まれました。
約20万球のチューリップが咲き誇る「のおがたチューリップフェア」、季節によってたくさんの花々が咲きほこり、花の豊かな香りに包まれる「福智山ろく花公園」など、花は、同市を代表する観光資源となっています。
この「花」という資源をもとに、よりのおがた独自の観光資源にするために、さらなる議論を重ねて生まれたのが「花文化都市」というビジョンです。
従来は主に見て楽しむ=視覚でのおもてなしを担っていた「花」を「文化」としてより多面的にとらえ、視覚(見て)・嗅覚(香りで)・触覚(触れて)・聴覚(音で)・味覚(食べて楽しむ)と五感全てで楽しめるおもてなしに昇華する。それがのおがた市の「花文化都市」であり、今後複数年かけて市と市民が一体となってビジョンの実現に向けて邁進していくとのことです。
ビジョンムービー内では、実際に花文化によるもてなしが浸透した5年後の未来ののおがた市で、実際の市内の飲食店や観光スポットで検討中の五感で楽しめる様々な花体験が描かれています。
この記事の内容は、2023年6月1日(木)時点のものです。