
文具・雑貨メーカー ハイタイド(所在地:福岡市中央区)の新たな直営店が、ニューヨーク市にあるグリニッジ・ビレッジの LaGuardia Place にオープンしました。
「HIGHTIDE STORE NEW YORK CITY」では、新しい文房具をはじめ、選び抜いた日本のものづくりを中心に、日常の道具や現代の日本文化を感じられるプロダクトを紹介。
同社が出店地としてグリニッジ・ビレッジを選んだのは、この街が持つ唯一無二の歴史と、今日まで連綿と続く文化の厚みに惹かれたからです。
1950年代、この街には アレン・ギンズバーグ、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ らが集い、“自由に生き、自由に表現する” ビートカルチャーが誕生しました。


同社では、その自由精神を受け継ぎながら、創造が静かに芽吹く小さな場を、この街にもう一度つくりたいと考えており、プロダクトを届けるだけでなく、ローカルクリエイターを応援し、日本とアメリカ、クラフトとプロダクト、過去と未来がゆるやかに交わる“現在進行形のカルチャー”を発信する場所を目指すとしています。

ロゴは、LA を拠点に活動するデザイナー Yusuke Tsukamoto(a.k.a. KATSUO DESIGN)によるもの。ビートたちが愛したタイプライターの書体を思わせるロゴタイプと、鉛筆が形づくる無限大(∞)のシンボルには、文房具がもつ無限の可能性と、創造が絶えず続いていくことへの願いが込められています。
日本では、文房具は単なる道具ではなく、「日常の美意識」を映す存在として育まれてきました。
万年筆の筆致、紙の手触り、革の経年変化―それらは使い手の時間や感情を静かに記録し、道具と人との関係性を深めていきます。
「書く」という行為は、単なる記録ではなく、思考と感情の編集です。
指先でペンを走らせるとき、思考に触覚や呼吸といった身体の感覚が加わり、言葉や線はより人間らしい揺らぎと温度を帯びて生まれます。
書くとは、身体を通して思考する行為 といえます。そして書いた文字を読み返すと、筆跡や筆圧、インクのにじみ、行間の揺らぎが、その瞬間の記憶や感情をそっと呼び覚まします。
デジタルが情報を“処理”するのに対し、アナログはその背景にある感情を”受け止める”…
HIGHTIDE USA INC. は、機能性だけでなく、身体的な行為から生まれる情緒的な美しさを大切にしていると同社は語っています。
ハイタイドとは
HIGHTIDE USA INC. の母体である株式会社ハイタイドは、1994年に日本・福岡で誕生しました。
カジュアル手帳ブランドとしてスタートし、現在では文房具や雑貨を通じて、「日常を少し豊かにするデザイン」 を世界へ発信し続けています。
HIGHTIDE(ハイタイド) とは「満ち潮」を意味します。文房具という小さな道具が静かに、しかし確かに、世界中の暮らしに満ちていくように─
ハイタイドは、その潮流のなかで、生活をデザインする文化を伝えていきます。
この情報は1月15日(木)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。