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ゼンリンミュージアム、街の歴史を紐解く地域密着型企画展「別府とマップと善隣(ゼンリン)と」開催!

ゼンリンミュージアムは、2024年5月18日(土)~9月23日(月)まで、街の歴史を紐解く地域密着型企画展の第四弾として、ゼンリンの創業の地であり、日本有数の温泉観光都市として知られる別府の歴史を深掘りする企画展「別府とマップと善隣(ゼンリン)と」を開催します。

ゼンリンは昭和23年(1948年)に、大分県別府市で創業し、観光小冊子「年刊別府」を発行したことが地図づくりのきっかけとなります。

ゼンリンが別府市で創業した理由の一つに、日本有数の観光都市であることが挙げられます。明治の中頃までは、近隣の人々の利用に限られていた温泉地でしたが、交通網の発達や積極的な宣伝活動によって日本屈指の観光都市となります。

その別府市は今年、市制施行100周年を迎えました。本企画展では、観光都市別府の歴史と魅力を、約30点の地図や資料から紐解きます。
▲「別府温泉名勝案内」 永松彦商店 大正14年(1925年) ゼンリンミュージアム 所蔵
明治後半から大正にかけて整備された、別府市内の交通網の充実した様子がわかります。

古くから温泉地として知られている別府ですが、観光都市としての幕開けは明治初頭から始まる別府港の築港でした。その後、交通網の整備も進み、「別府観光の父」とも称される油屋熊八の宣伝活動によって、別府の名は全国で知られるようになります。

そして戦後、多くの引揚げ者・復員者を受け入れた別府は、復興とともに国際観光温泉文化都市としてさらなる発展を遂げます。本展示では、別府が地方の温泉地から国際的な観光都市へ成長する過程を、各年代の地図や資料を通してご覧いただけます。 ▲「別府観光地図」 九州凸版印刷株式会社 昭和24年(1949年)  ゼンリンミュージアム 所蔵
戦後、外国人観光客向けに英語の説明文を記載した地図も作られました。 <期間限定デザインのチケットホルダーの配布>
有料入館者全員に期間限定デザインのチケットホルダーを配布します。「観光ガイドを手に別府を訪れる高揚感」をコンセプトに、昭和24年に発行された「別府観光案内図」の表紙と地図面をデザインモチーフとしました。 <クリアファイルの販売>
ゼンリンミュージアム内にある休憩スペース「Ligare(リガーレ)」にて、平野資料館※オリジナルの別府温泉の鳥瞰図をあしらった2種類のクリアファイルを販売します。 ゼンリンミュージアムでは、地図の新たな魅力に触れる機会を作ることを目的に、さまざまな企画展を開催しています。地域密着型企画展は、地図を通して街の歴史を紐解くことで、その街に興味・関心を持つきっかけづくりとなることを目指した企画展です。

本企画展は、第一弾「地図に描かれたCocuraと北九州」(2021年1月~5月)、第二弾「福多か博愛の街 福岡・博多」(2022年9月~12月)、第三弾「くきのうみ ~近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑~」(2023年5月~9月)に続く、第四弾となります。

会期 2024年5月18日(土) ~ 9月23日(月)
場所 ゼンリンミュージアム 多目的展示室
学芸員による企画展ガイドツアー
※ 日時 会期中の平日(休館日を除く)14:00~14:30
参加費 無料

開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 月曜日(ただし祝日の場合は翌平日)
※この他、年末年始等、臨時に休館することあり。

入館料 一般1,000円(800円)
※通常の入館料で企画展も観覧できます。
※保護者同伴の小学生以下は無料です。

▶ ゼンリンミュージアム

この情報は2024年4月28日(日)時点の内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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