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福岡市のQPS研究所、令和6年能登半島地震エリアに関する衛星画像を提供

福岡市のQPS研究所、令和6年能登半島地震エリアに関する衛星画像を提供

九州大学名誉教授らによって2005年に創業されたQPS研究所(本社:福岡市中央区)は5日、令和6年能登半島地震の対応として、同社保有の小型SAR(合成開口レーダー)衛星QPS-SARを使用して能登半島エリアを観測しており、国の行政機関、報道機関に画像提供していると発表しました。

今回観測された画像データは、防災科学技術研究所が運営するウェブサイト「防災クロスビュー」においても掲載されていますが、同社によれば、災害対応等のために画像使用を希望する場合は、同社コンタクトページへ連絡することで順次対応していくとしています。

「防災クロスビュー」内画像について

掲載ページ内では、右側に以前2023年12月14日13:17にQPS-SAR6号機が石川県珠州市を観測していた画像、左側には、同じくQPS-SAR6号機が災害発生後の2024年1月3日13:19に同エリアを観測した画像を掲載。

マップ上のスライダーを左右に動かすことで比較して見ることができます。

ページ内で画像は拡大することができ、土砂崩壊箇所など確認できます。

<提供画像について>

福岡市のQPS研究所、令和6年能登半島地震エリアに関する衛星画像を提供

画像は石川県輪島市エリアを観測したものです。※西が画像上方向

SARは地表にマイクロ波を照射し、反射して返ってきた信号を分析することで地表の画像を得るレーダーで、昼夜や天候に関係なく地表の状況を把握することができる点が特長です。

災害対策活用の解析のためのデータや、高解像度のものが必要な場合は同社コンタクトページから連絡をどうぞ。

画像詳細
▼観測日時
2024年1月5日(金)
1:10 a.m. (日本時間)
▼観測場所
石川県輪島市
▼分解能
アジマス分解能46cm x レンジ分解能 39 cm(オフナディア角36.8度)
▼画像説明補足
QPS-SARは分解能1.8mの通常モード(ストリップマップモード)と分解能46cmの高精細モード(スポットライトモード)の観測ができ、この度はスポットライトモードでの観測となります。

株式会社QPS研究所

この情報は2024年1月6日(土)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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