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80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

2023年12月9日(土)、東京 六本木・森アーツセンターギャラリーにて「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が開幕しました。

開幕に先立ち8日に行われた報道内覧会には、東京展スペシャルサポーターと音声ガイドナビゲーターを務める俳優の磯村勇斗さんが登場しました。

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

展示をひと足先に鑑賞した磯村さんは「作品を見たことがある人は多いと思いますが、彼がどんな人物だったかを知る人は少ないと思います」とコメント。

「この展覧会では、作品と一緒にキース・ヘリング自身についても解説されている点が大変貴重だと感じました」と話し、「ヘリングの作品には特徴的な線が多いですが、実物を見るとその描き方や色など、細かいところに色々な気づきがあってすごく楽しいです」とも。

初挑戦となった音声ガイドでは、ヘリングのアートや人生を紹介しています。「ナレーションでは、ヘリングの言葉をセリフのように語る場面もあります。彼の遺したメッセージを耳で聴きながら、目では作品を見て、まさに五感をフル活用して見てほしい展示です。ヘリングのことをもっと好きになる展覧会だと思います。ぜひ会場にお越しください」と締めくくりました。

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

同展は今後、神戸、福岡での巡回が決定。その後、名古屋、静岡、水戸での巡回も予定されています。

福岡での会場は福岡市美術館。会期は2024年7月13日(土)から9月8日(日)まで。

見どころ

ポイント1
貴重な初期作品「サブウェイ・ドローイング」7点が一堂に

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

キース・ヘリング初期の記念碑的シリーズで、現存する点数も少ない「サブウェイ・ドローイング」の7点がまとまって展示されています。

「アートはみんなのためにある」というヘリングの信念が反映された貴重な作品7点のうち、日本初公開が5点も。

同展監修者の梁瀬薫氏とアートコレクターのタッカー・ヒューズ氏とによるギャラリートークでは、ヘリングが地下鉄駅構内の使用されていない広告板に描いた同作を、作業員を装ったヒューズ氏がはがしてコレクションするに至ったという当時の話を披露。

公共物に作品を描いたことで「キースは警察に捕まったこともありました。けれど警察もキースのアートが好きだったのです!」というエピソードも紹介しました。

ポイント2
キース・ヘリングの代表的な作品がそろった、ドラマチックな展示空間

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

キース・ヘリングの代表的な作品が並ぶ同展では、章ごとに展示空間の雰囲気を変えた、ドラマチックな演出がなされています。

色彩あふれるポップな作品が並ぶ空間から、暗闇にモノクロの作品が浮かび上がる空間まで、展示のほぼ全てが写真撮影OKです(一部作品を除きます)。特にブラックライトで発光する作品はヘリングならではのもので要注目です。

ポイント3
ヘリングの日本愛が分かる!スペシャルトピック「キース・ヘリングと日本」

80年代アメリカを代表するアーティストの大回顧展「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」福岡で来夏開催

キース・ヘリングは日本好きで有名で、何度か来日も果たしていました。展示内のスペシャルトピック「キース・ヘリングと日本」では、その際に制作した作品や当時の映像を紹介。

All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

福岡会場における開催概要については、決定次第、別途発表されます。

キース・ヘリング展 公式サイト

この情報は2023年12月12日(火)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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