2023年の「中秋の名月」は9月29日(金)です。
月の満ち欠けを元に日付が決められていた太陰太陽暦(明治5年まで日本で使われていた暦)で、8月15日の夜に見える月のことを指して「中秋の名月」といいます。
太陰太陽暦と違い、地球が太陽のまわりを一回転する時間を一年とする”太陽暦”では毎年日付が変わり、「中秋の名月」は9月7日から10月8日までのいずれかとなります。
中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われており、日本では「中秋の名月」が農業の行事と結びつき、芋の収穫期に訪れる十五夜の月「芋名月」と呼ばれることもあります。
2021年から3年連続で”満月での中秋の名月”となりますが、次回、”満月での中秋の名月”を見ることができるのは7年後の2030年となります。
「中秋の名月」は必ずしも「満月」と一致するわけではありません。
「中秋の名月」が太陰太陽暦の日付(新月からの日数)で決まるのに対して、満月は月の満ち欠け、すなわち天文の周期で決まるため、ずれが出てくるからです。
今夜、九州エリアは北部九州の広い範囲で晴れの予報となっており、お月見を楽しむことができます。
また、宮崎県、鹿児島県でも雲の隙間から満月を見るチャンスがありそうです。
この情報は2023年9月29日(金)時点のものです。