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日本橋三越本店 創業350周年記念「人間国宝 福島善三展」福岡三越で開催

2023年10月4日(水)~10月9日(月・祝)10:00~19:00(最終日17:00終了)福岡三越(福岡市中央区天神2丁目1–1)9階 三越ギャラリーにて、日本橋三越本店 創業350周年記念「人間国宝 福島善三展」が開催されます。

福島善三さんは、作陶への真摯な思いから、陶土づくりから焼成までを一人で全うされています。高い精神性と高度な技術で生み出される作品は、約350年の歴史ある小石原焼の伝統と共に、自然界の力強さ、優美さを感じさせます。

小石原で産出される土と釉薬の原料に拘り、研鑚の中で生み出された中野月白瓷をはじめ鮮烈な表情を見せる作品は小石原焼に革新の風を起こしました。

本展では、中野月白瓷、鉄釉、赫釉、中野飴釉、鈞窯に加え、新たに取り組んでいる中野青瓷作品を一堂に出品します。

【中野月白瓷(なかのげっぱくじ)】
福島氏の代表作であり、近年とくに力を入れている独自の青磁。乳白色に青みがかった美しい色合いが特徴。小石原の陶土は赤土のため、淡い色見を出すのは至難の業とされている。厚く施された釉薬のまったりとした質感も魅力のひとつ。(中野は代々受け継がれてきた粘土山の土、月白は釉薬の色)小石原焼は約350年もの歴史を持つ、福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区で作られている陶器。焼物本来の手触り、素朴で温かい質感、刃先やハケなどを用いた独特の幾何学的模様が特徴。

● 福島善三(ふくしまぜんぞう)
1959年福岡県生まれ。
小石原の窯元・福嶋司の長男として育ち、大学卒業後に作陶の道へ。
1999年 第15回日本陶芸展大賞・桂宮賜杯受賞
2003年 第50回日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞受賞
2013年 第60回日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞
2014年 2013年日本陶磁協会賞受賞 紫綬褒章受賞
2017年 重要無形文化財『小石原焼』人間国宝保持者に認定
2020年 公益社団法人日本工芸会西部支部幹事長
公益社団法人日本工芸会理事

▶ 人間国宝 福島善三展

この情報は2023年9月23日(土・祝)時点の内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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