
2026年1月29日、福岡県北九州市に本社を置く地理空間情報の大手・ゼンリンと、国内最大級のGISプラットフォームを提供するESRIジャパンが、移動データの活用に向けた協業を本格スタートしました。
スマホで普段の移動や観光ルートを考えるとき、どの交通手段が速い?どこが混む?そんな疑問を解決するカギが、移動データ(モビリティデータ)とGIS(地理情報システム)との融合です。
そもそも「Mobility based Network」って何?
ゼンリンが提供する「Mobility based Network」は、
電車・バス・車
徒歩・フェリー
など、複数の交通手段を1つのネットワークとして統合したデータです。
これまで別々に管理されていた移動情報を“つなげる”ことで、「A地点からB地点までベストな移動方法は?」「人の流れが多い時間帯は?」といった分析が一気に現実的になります。
ArcGISと組み合わせるメリット
ESRIジャパンの「ArcGIS(エーアールシージーアイエス)」は、地図を表示・編集してデータ分析までできるプラットフォーム。
このArcGIS上でMobility based Networkを読み込むと…
交通ネットワークの可視化(どの道がどれだけ人や車が通る?)
移動時間やルートの比較・最適化(バス vs 徒歩 vs 車、どれが早い?)
観光動線や都市計画への応用(イベント時の人流予測など)
といった高度な使い方が可能になります。

なぜ今、必要なのか?
日本では「移動」の形がどんどん複雑に。たとえば…
通勤で電車+バスを使う人
旅行でローカル線+歩き+レンタサイクル
配送でトラック+鉄道の組み合わせ
どれも単一のデータでは判断しにくい。しかし、これらを1つにまとめて分析すると…
MaaS(Mobility as a Service)の実現
人流データによる街づくりの最適化
物流の効率化(CO₂削減など環境面の改善)
といった未来の社会インフラに繋がります。つまり、私たちが日常で使うスマホの地図や乗換アプリの進化にも直結する技術です。
ゼンリンは福岡県北九州市に本社があり、地域への貢献意識が高い企業。
GISとモビリティデータの連携は、観光コンテンツの充実や都市交通の改善、災害時の避難ルート最適化など、福岡エリアの暮らしにも恩恵をもたらす可能性があります。
▶ 株式会社ゼンリン
▶ ESRIジャパン株式会社
この情報は1月31日(土)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。