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福岡大学 – 九州地方で続く大気の霞み、新燃岳の噴煙が原因

福岡大学 - 九州地方で続く大気の霞み、新燃岳の噴煙が原因

九州地方で7月1日(火)頃から、広範囲で大気が霞んでいる状態が続いています。

福岡大学によると、福岡市内の地上観測では、SPM濃度(注1)やPM2.5濃度、火山性ガスに含まれる二酸化硫黄(SO2)濃度の増大が見られており、また、人工衛星の観測からは、九州地方の広範囲にわたり類を見ない規模でSO2濃度が増大している様子が観測されています。

シーロメータによる計測でも、7月1日(火)深夜頃から、高度1kmあたりにエアロゾル濃度が高い層が現れ、その後、地上付近から1kmでエアロゾル濃度の高い層があることが判明。

福岡大学で採取されたエアロゾル試料を観察・分析したところ、鉱物としての火山灰粒子はあまり観察されず、硫黄(S)を含む粒子が多数観察されたとのこと。

これは火山活動由来のSO2が大気中の輸送中の化学反応により、硫酸塩エアロゾルになっていることを示します。

気象データの解析によれば、九州地方は広く高気圧が停滞し、新燃岳(鹿児島県)の噴煙が九州地方に留まりやすい状態が続き、九州地方から西日本地域に広域に広がっていることが分かっており、同大学では、PMの成分やガス成分等ついてさまざまな観測を実施し、今回の煙霧について今後も詳細な解析を行っていく予定とのことです。

注1
SPM濃度:Suspended Particulate Mattersの濃度のことで、全サイズ領域の粒子の質量度を意味します。

福岡大学 ホームページ

この情報は2025年7月8日(火)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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