JAF福岡支部は13日、6月の梅雨時期に増加する、猫がエンジンルームに入り込んでしまう「猫トラブル(クルマ)」への注意を呼びかけています。
2022年6月、福岡県の猫トラブル発生件数は全国1位
JAFでは「猫入りは子猫が多い」という情報をもとに、春に生まれた子猫が活発に動き出す6月(2022年)に調査をしたところ、「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」とのロードサービス要請件数は全国で284件あったことが判明。さらに1月(同年)の冬期調査では21件と、じつに13.5倍の結果となりました。
6月の件数のうち、福岡県は51件と全体の約20%を占め全国最多の件数に。梅雨時期にかけて要請が増えていることから、雨を避けられるクルマの下へ避難したと考えられます。
猫に気づかずエンジンをかけてしまうとエンジンベルトなどに巻き込まれる場合があります。猫の命を守り、愛車を守るためにも、乗車前はボンネットなど、エンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践しましょう。
なお、ボンネットを叩くいわゆる「猫チェック」は有効ですが、万能ではありません。叩いて出てくるかは個体差があります。叩いたあとに猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認するようにしましょう。
梅雨時期が続きますが、雨宿りをしようと猫がクルマに入り込むことが予想されますので、十分注意が必要です。
JAF福岡支部では、今月、子猫の救出要請がありました。こんなところに子猫がいるなど誰が予想するでしょうか。
無事に救出完了。写真はJAF福岡支部ロードサービス隊の撮影です。
この記事の内容は、2023年6月13日(火)時点のものです。