
福岡県筑紫野市では、市民の利便性向上と業務効率化を目指し、生成AIを活用した対話型AIチャットボット「スマート公共ラボ AIコンシェルジュ」の運用を開始しました。
これまで開庁時間に縛られていた行政への問い合わせが、今後は24時間、手元のスマートフォンから完結することになります。
AIコンシェルジュで何が変わる?
今回導入されたシステムは、従来の「選択肢を選ぶだけ」のチャットボットとは一線を画します。
Microsoftの「Azure OpenAI Service」などを活用しており、住民が自然な言葉で投げかけた質問に対し、AIが市ホームページなどの膨大なデータから回答を生成する仕組みです。


主な特徴
24時間365日対応: 夜間や休日でも即時に回答を得られます。
▼自然な対話
複雑な操作は不要。知りたいことを文章で打ち込むだけ。
▼マルチデバイス
市の公式サイトに加え、利用者の多い「LINE」にも対応。
▼利用シーン
ゴミの分別から手続きの確認まで
「このゴミ、何曜日に出せばいい?」「住民票を取るのに必要なものは?」といった、日常のちょっとした疑問にAIが答えます。
利用方法は2通り
筑紫野市公式ホームページにて、画面右下に表示されるアイコンをタップして起動。
筑紫野市LINE公式アカウントでは、友だち登録後、メニューの「AI質問応答」をタップ。
特にLINE連携は、福岡県内でも普及が進む「自治体DX」の象徴的な取り組みと言えます。
背景にある「自治体DX」の加速
なぜ今、AI導入なのか。そこには地方自治体が抱える共通の課題があります。
▼住民の利便性向上
共働き世帯など、日中に電話ができない層へのフォロー。
▼職員の負担軽減
定型的な問い合わせをAIが担うことで、職員はより複雑な対面業務に注視できます。
▼データの蓄積
住民が「今、何を求めているか」を匿名データとして分析し今後の施策に活かす。
開発を手掛けたプレイネクストラボ社(本社:東京都)は、今後も他自治体への展開を視野に入れており、福岡県内でもこうした「AIによる行政サービス」の導入がさらに加速しそうです。
「役所は行かなければならない場所」から「スマホで繋がる場所」へ。
筑紫野市の今回の試みは、忙しい現役世代から、移動が困難な高齢者まで、幅広い市民の助けとなる可能性を秘めています。

まずはLINEの友だち登録から、その利便性を確かめてみてはいかがでしょうか。
この記事の情報は3月29日(日)時点での予定であり、内容は予告なく変更になる場合があります。