国立天文台によれば、みずがめ座η(エータ)流星群が、2024年5月6日に極大をむかえます。
母天体は、10月のオリオン座流星群と同じで、著名なハレー彗星です。
ちなみに、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、そして12月の「ふたご座流星群」は、毎年多くの流星が観測できる”三大流星群”と呼ばれていますが、みずがめ座η流星群は、この三大流星群に次ぐ規模であるといわれています。
今年は新月前で月明かりの影響がほとんどなく、天候に恵まれれば条件よく観察できそうです。
極大は、5月6日6時頃と予想されており、日本では昼間の時間帯で観察できませんが、活発な期間が比較的長く続くことから、5日と6日の夜明け前が見ごろとなりそうです。
観察に適した時間帯は短く、夜明け前の1時間半ほどで、およそ2時から3時半頃です。実際に見える流星の数は、空の暗い場所で1時間あたり5個から10個程度と予想されています。
またこの半分くらいの流星が流れる期間は5月3日から8日頃まで続くとみられており、天気予報などを確認しながら晴れた日に観察してみるとよいでしょう。
流星は、放射点を中心に放射状に出現しますので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。また、観察する際には、屋外の暗さに目が慣れるまで最低でも15分ほどは観察を続けてみましょう。
レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できます。
観察に適した明け方の時間帯は冷え込みますので、寒さへの対策も忘れないでください。
事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察しましょう。
この情報は5月2日(木)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。