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西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ

西鉄グループは9日、レトロフィット電気バス(西鉄車体技術㈱製造)を14台追加導入し、2024年2月13日より順次運行を開始すると発表しました。

同車両には、福岡県および山口県下関市 11の自治体・企業・団体の観光名所や名産品をデザインしたラッピングが施されます。

西鉄グループでは、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル達成」に向け、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」の導入を進めています。

2022年6月に RAC Electric Vehicles 社(台湾)と共同開発した車両を導入して以降、2023年6月には西鉄グループ内で製造した車両を導入し、現在では9台のレトロフィット電気バスを運行しています。

今回導入する車両のうち11台には、地域の魅力発信と観光客誘致に向けた取り組みとして、自治体・企業・団体とタイアップしたラッピングを施すことで、観光名所や名産品といった各地の魅力が存分に詰まったオリジナリティあふれるデザインの車体に仕上げられています。

なお、今回の車両製作や充電設備の増設、ラッピング施工にあたっては、国土交通省の交通・観光連携型事業「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」の補助制度を活用。

同社では、次年度以降も電気バスの導入を進め、2030年度までにはグループ全体の約1割にあたる約250台を導入する予定とのことです。

運行台数は以下の通りです。

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ

レトロフィット電気バス

中古ディーゼルバスのエンジン部分をEV化し電気バスに改造した車両のことで、CO2削減(ディーゼルバス比 53%削減)に寄与でき、低価格での導入が可能であることなどが特徴です。現在は、RACElectric Vehicles 社より技術指導を受けた、西鉄グループの西鉄車体技術社製の車両の導入拡大が勧められています。

車両イメージ

西鉄バスナビ アプリ内の「ついせき」機能で、4桁の車号を入力すると、現在の運行情報を確認できます。

<飯塚市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 片江自動車営業所(車号 5991)
▼運行路線
行先番号 13番 博多駅~油山観光道路~片江営業所などを運行
▼デザインコンセプト
飯塚市を象徴する写真を中心にレイアウト。キャッチコピー、ロゴマークをシンプルにデザインし、まとまりのある迫力あるデザイン。

<田川市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 片江自動車営業所(車号 9863)
▼運行路線
行先番号 13番 博多駅~油山観光道路~片江営業所などを運行
▼デザインコンセプト
田川市の伝統文化、歴史遺産をしっかりアピールし観光 PR につなげるため、二本煙突と祭りを大きくデザイン。

<福津市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 片江自動車営業所(車号 5997)
▼運行路線
行先番号 12番 博多駅~福大前~片江営業所などを運行
▼デザインコンセプト
福津市の 2 大観光名所である「かがみの海」と「光の道」を大きくレイアウトし、ストレートに魅力が伝わるデザイン。

<宗像市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 片江自動車営業所(車号 9805)
▼運行路線
行先番号 12番 博多駅~福大前~片江営業所などを運行
▼デザインコンセプト
宗像市のキャラクターと合わせて、地元の特産品をコラージュしたデザインで、食の宗像市をアピール。キャッチコピー、ロゴマーク、写真、イラストなどを大きく、みやすくレイアウトし、賑やかで楽しい雰囲気をイメージ。

<朝倉市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 那珂川自動車営業所(車号 9871)
▼運行路線
行先番号 161番 老司団地~天神~箱崎三丁目などを運行
▼デザインコンセプト
朝倉市の観光地、特産品をイラストとしてまとめ、統一感のあるビジュアルでアピール。柔らかなイラストのタッチで老若男女に受け入れられやすいイメージでデザイン。

<那珂川市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 那珂川自動車営業所(車号 9893)
▼運行路線
行先番号 620番 那珂川ハイツ~天神~都市高速~那珂川営業所などを運行
▼デザインコンセプト
那珂川市の魅力ある豊かな自然、カヤックなどのアクティビティ、歴史文化などをポップなイラストで、統一感のあるビジュアルにデザイン。

<三井ショッピングパーク ららぽーと福岡ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄 那珂川自動車営業所(車号 6262)
▼運行路線
行先番号 610番 那珂川営業所~都市高速~天神などを運行
▼デザインコンセプト
ららぽーと福岡のシンボルである実物大νガンダム立像と施設のビジュアルを使用し、パステル系の青色をメインに愛着のあるデザイン。

<北九州市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄バス北九州 戸畑自動車営業所(車号 6150)
▼運行路線
行先番号 83番 戸畑駅~井堀~砂津~門司駅前などを運行
▼デザインコンセプト
北九州市内のランドマークを配置し、夜景の美しさを柔らかな雰囲気をデザイン。バス後部は、下関市のバスと並べると関門海峡のシルエットが繋がることで関門連携を表現。

<下関市ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄バス北九州 戸畑自動車営業所(車号 6225)
▼運行路線
行先番号 70番 戸畑渡場~中井口~砂津~門司港レトロなどを運行
▼デザインコンセプト
海の美しさや透明感の青をベースに、下関の観光名所や特産物を写真で配置。バス後部は、北九州市のバスと並べると関門海峡のシルエットが繋がることで関門連携を表現。

<北九州フィルム・コミッションラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄バス北九州 戸畑自動車営業所(車号 9954)
▼運行路線
行先番号 27番 製鉄飛幡門~井堀~砂津~霧丘三丁目などを運行
▼デザインコンセプト
多くの映画ロケが北九州の街で行われている事を、幅広い世代に知ってもらうため、目を引くポップなカラーとイラストの中にロケ地の写真を配置。ロケ地巡りのきっかけとなる車両デザイン。

<公益財団法人北九州市どうぶつ公園協会(到津の森公園)ラッピング>

西鉄グループ、中古のディーゼルバスをEV化した「レトロフィット電気バス」を14台追加導入、順次運行開始へ▼運行営業所
西鉄バス北九州 小倉自動車営業所(車号 6216)
▼運行路線
行先番号 7番 砂津~到津の森公園前~七条~製鉄飛幡門などを運行
▼デザインコンセプト
「到津の森公園」の四季の雰囲気と、園内で暮らす動物たちを大きさの違いを含めリアルに配置。のびのびと暮らす動物たちのダイナミックさと可愛らしさをデザイン。

西鉄グループホームページ

この情報は2月10日(土)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。

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