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関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

北九州の門司側と下関側とを結ぶ海底トンネル「関門トンネル」を徒歩で渡ることができるのをご存知でしょうか。

世界的にも珍しい、”海底散歩ができる区間”は約780メートルで、時間にして約15分です。

通行可能時間は6:00~22:00まで。料金は、歩行者は無料、自転車・原付は20円となっています。

この「関門トンネル人道」は、地元の人たちのウォーキングやランニングの場として愛されているだけでなく、海底で”県境をまたぐことができる場所”として、国内外からの観光客も多く訪れます。

意外と知られていなさそうで実は有名な「関門トンネル人道」ですが、初めてここを訪れるという場合、入口がどこなのか、クルマはどこに停めればいいのか、など、事前に知っておきたいことがいくつかあると思います。

その辺りを加味しながら、弊サイトの特派員が実際に現地へ行ってきましたのでリポートしたいと思います。

まず、クルマで現地へ向かうナビツールとして”Google マップ”アプリ(無料)を入手しましょう。すでにインストール済みの方は読み飛ばしてください。

Google マップ|App Store
Google マップ|Google Play

インストールが完了したら「ここ」をタップしてください。”Google マップ”アプリで開くか聞いてきた場合は「はい」をタップしてアプリで地図を開きます。

「関門トンネル人道入口(門司)」をダイレクトに目的地に指定すると、ルート検索が関門トンネル経由となり、到着できませんので、近接する「若松屋」を目的地に設定します。

赤いピンが画面上に表示されない場合は、2本の指でピンチイン(画面の縮小)してみてください。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

上記の画像が表示されたら、右下の青に白抜きのクルマが描かれたボタンをタップしてナビゲーションを開始してください。目的地周辺まで連れて行ってくれます。※スマホの操作は、安全な場所にクルマを停車させた状態で行いましょう。

次に駐車場です。関門トンネル人道入口の門司側には、正面に分かりやすい形での駐車場がありません。駐車するには「展望広場駐車場」を利用することになります。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

上の画像はアプリの表示を「航空写真」に変更したものです。赤い円で囲った部分が「展望広場駐車場」とその入口です。

関門トンネル人道入口の建物を過ぎると、右側へカーブする手前右手に、以下のような看板が現れます。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

カーブを曲がってすぐ右手に「展望広場駐車場」入口があります。事前に「こちら」のストリートビューでチェックしておけば安心でしょう。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

駐車場はそう広くありません。クルマ七台分くらいのスペースです。クルマを停めたら奥の階段を降りて、いよいよ「関門トンネル人道入口」へと向かいます。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

建物は下関側の建物と同じようなデザインです。入口と反対側にトイレが設置してありますので、事前に済ませておくと良いでしょう。

関門トンネルは、昭和12年(1937年)に計画され、戦争による中断がありつつも、21年の歳月をかけて、昭和33年(1958年)3月に完成した海底トンネルです。

車道下には人や自転車が通れる人道も備えられており、関門トンネルと、昭和48年(1973年)に開通した関門橋とは、本州と九州を結ぶ大動脈として、現在も重要な役割を果たしています。

関門トンネルは海底トンネルであるがために、絶えず海水がトンネル内にしみ出してきます。その量は1日約4,800トン。ドラム缶にすればなんと24,000本分です。

このため、トンネル内に海水がたまらないよう、門司・下関側の2ヶ所に水抜専用の立坑(たてこう)を設け、排水ポンプで地上へとくみ出しています。

また、万一の停電時に備えて、自家用発電設備が備えられており、一般家庭の約1000軒分の電気を送ることが可能な設計となっています。よって、停電時には自家用発電機から電気が供給され、施設内の様々な設備が停止することなく動き続けます。

人道へ降りるエレベーター前に到着。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

行き先は「地上」か「地下」の二択です。途中はありません。門司側は地下60メートル下まで降ります。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

トンネルの内部は、上部に排気ダクト、その下をクルマが通り、さらにその下に人道が通っています。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

人道に到着しました。やや下り気味にすすーっと直線が続いています。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

人道を歩いていると、ウォーキングやジョギングを楽しむ人たちはもちろん、下関側で買物をされてきたのか、ショッピング用のエコバッグを下げて歩いている人、バイクを押しながら歩いている人、海外からの団体の旅行者など、様々な人たちとすれ違います。

そして、下り道から上りに転じるあたりで、いよいよ”海底県境”が姿をみせます。壁と地面の両方にハッキリと分かるよう、県境が記されています。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

観光で訪れた人の多くはここで写真を撮ります。この日は海外からの団体客が大勢撮影を楽しんでいたため、ちょっと待ちましたが、メインイベントである「海底県境またぎ」を実施することに成功しました。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

下関市に入ると、国道3号線から国道2号線となります。新幹線で広島や大阪へ行く際はあっという間に通り過ぎてしまう区間ですが、今回、じっくり徒歩で渡ったため、”本州へ来た”感を強く覚えました。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

関門トンネル人道の下関側には門司側同様にスタンプ台が設置してあります。ここで備え付けの専用紙にスタンプし、復路先の門司側でもう一度スタンプすれば完了です。

なお、スタンプを押す位置について、現地で悩んでいた人を多く見かけましたので、簡単に説明します。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

スタンプする場所は、専用紙の下部にあるまるい円の場所です。スタンプの形状は半円ですので、下関側でスタンプする場合は、下関の方へ縦半円の形でスタンプします。門司側はその逆です。結構シビアな位置あわせが必要ですが、上手にスタンプできれば、中央に船が現れます。

なお、下関・門司の両側のスタンプが押された専用紙を提出することで、「関門TOPPA!記念証」がプレゼントされます。詳細はこちらをチェックしてみてください。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

人道の下関側の建物を出ると、正面の道路の対面に、源平合戦の最後の舞台となった壇ノ浦に面した「みもすそ川公園」があります。この公園は、幕末の下関戦争時に活躍した長州藩の砲台跡であることから、5門のレプリカが海峡に向けて設置されています。

関門トンネル人道、海峡を徒歩で下関へ

うち1門は、硬貨を投入することで、砲撃音と煙の演出を楽しむことができます。

なお、下関側の関門トンネル人道入口(地図はこちら)は、門司側と比べると比較的駐車スペースが広いため、関門トンネルを通って下関側から門司側へアプローチするのも一つの方法かもしれません。

 

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