毎年5月第3土・日曜に行われる風治八幡宮「川渡り神幸祭」、今年は2026年5月16日(土)~5月17日(日)に開催されます。その歴史は古く、永禄年間の疫病流行の際に、氏子一同が悪疫平癒を祈願し、御願成就の御礼として山笠を建立して神幸祭に奉仕したことに始まります。
福岡県指定無形民俗文化財第一号に指定され、県五大祭りの一つに数えられる絢爛豪華な一大絵巻です。六十人舁きの大神輿が、五色のバレンで飾り立てた十台余の幟山笠を引具して、彦山川の川瀬を練り渡る勇壮にして豪壮な一大神事です。
山笠には何れも長い綱をつけて子どもが曳き、舵棒や屋台には若衆が付き、いなせな采配振りが台上から号笛などを吹いて彦山川の清流を押し渡ります。祭り囃子は町内隈なく響き渡り、新緑に包まれた大川筋一帯を祭り一色に染め上げます。
祭りのみどころは、西日本最大級を誇る大神輿の迫力と、豊前地方の特色を伝える十一台の幟山笠が、水しぶきを上げながら前後の車輪を浮かせて山笠を大きく揺さぶる「がぶり」であり、川渡り神事随一の見せ場となっています。
川渡り神幸祭の中心となる風治八幡宮大神輿。重量は約2tあり、祭りの主役にふさわしい威厳を誇っています。大正9年に初登場して以来、数度の修繕や葺き替えを経て平成21年の大改修により、一層絢爛豪華な装いとなりました。
神様がお遷りになった大神輿が男衆に担がれ威勢の良い掛け声とともに練り歩くと、町中から歓声が湧き上がります。
霊峰英彦山より流れる彦山川を、色鮮やかなバレンを揺らしながら高さ約12メートルの山笠11基が水飛沫を上げながら川に入る姿は祭りの見所のひとつ。
神輿のお供として鉦太鼓(かねたいこ)の祭囃子で盛り上げながら、前後の車輪を浮かせて山笠を大きく揺する「がぶり」は迫力満点。全基一斉に行われる山笠競演会では、勇壮ながぶりと壮烈な水合戦で賑わいをみせ、川渡り神事随一の見せ場としてクライマックスを迎えます。

風治八幡宮を出輿した大神輿は、山笠を引き連れて彦山川対岸の御旅所に向かいます。白鳥神社の神輿と合流し、2台の神輿は頓宮(とんぐう)にて一夜を明かし、神様のお出でましを喜ぶ氏子をはじめ祭りを祝う人々の手厚い歓待を受けます。
風治八幡宮御旅所-《武徳殿》前の広場には11基の山笠が整然と立ち並び、煌々とライトアップされる様は昼とはまた違った見せ場となります。沿道と広場には露店が連なり、賑やかしく祭りを盛り上げます。
▶ 風治八幡宮
この情報は2026年4月23日(木)時点の内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。