2025年はムーミン小説の出版80周年にあたります。これを記念して、フィンランドのヘルシンキ市立美術館(HAM)の協力のもと、「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が開催されます。
今年7月16日から始まる森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)での開催を皮切りに、約2年間かけて全国を巡回。
今回は展覧会のキービジュアルが公開されました。
なお、同展覧会においては、福岡への巡回が決定しており、今後、開催の詳細等が決定次第、あらためて発表されます。
ムーミンの生みの親で、絵画、風刺画、漫画、絵本、小説など多方面に才能を発揮したアーティスト、トーベ・ヤンソン(1914-2001)。彼女の初期の油絵や第二次世界大戦前後の風刺画、ムーミン小説・コミックスの原画やスケッチ、愛用品など約300点を通して、トーベの創作の世界を振り返ります。
また、彼女の人生が色濃く反映されたムーミンシリーズの魅力にも迫ります。
誕生から80年を経ても色あせず、世界中の人々を惹きつけるムーミンシリーズ。その中には実に様々な個性をもったキャラクターたちが登場し、他者をありのままに受け入れ、自分自身も自由に生きています。
トーベの人生や価値観とも深く結びついた「多様性」と「寛容性」にあふれた物語は、多くのファンの共感を呼んでいます。
会場では、ムーミンの世界を体感できるような演出や、日本ではあまり知られていないトーベの壁画も紹介。ムーミンシリーズの魅力と、その源泉であるトーベの豊かな創作の世界を楽しめる貴重な展覧会です。
この情報は2025年2月26日(水)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。