ビットキー(本社:東京都中央区)は17日、西鉄が天神にて2025年4月に開業する大型複合ビル ONE FUKUOKA BLDG.(以下、ワンビル)に、ビットキーのオフィス向けコネクトプラットフォーム「workhub」の導入が決定したと発表しました。
「workhub」はワーカーの利便性や生産性向上を目的に、ビル内の顔認証入退館システムやオフィスエリア勤務者向けのアプリとして導入されます。
「workhub」は入退室管理システム、混雑状況の可視化、座席や会議室の予約、来訪者受付など、一般的に個別に提供されているシステムやアプリを、一つのアプリ・プラットフォームで提供。
ソフトウェアとハードウェアの連携により、情報のデジタル化だけでなく、予約に応じたセキュリティの解錠や、ビーコンによるワーカーの位置情報検知と同僚への共有など、オフィスでの行動をよりスムーズかつ快適にすることができます。
以下、ワーカーとゲストの利用イメージ動画です。
特長
顔認証入館システムにより、ワーカーは手ぶらで入館可能
ワンビルのワーカーはセキュリティゲートの認証端末に顔をかざすだけで、オフィスフロアや、7階のジムやシャワー室などの共用施設にも入ることができます。ICカードの携帯が不要なため、出勤時や両手に荷物を抱えている際にカードをかざす煩わしさから開放されるほか、ICカードの複製や盗難紛失によるセキュリティリスクもありません。
あらゆるサービスを一本化したワーカーズアプリを提供
昨今の新築オフィスビルでは、ビル内の混雑情報確認システムやビル内飲食店からのクーポン配信アプリなど様々なシステムが導入されています。ワンビルでは、このような複数のシステム・サービスを個々に提供することで、ユーザーの使い勝手が悪くなることを見据え、複数のサービスの動線を一本化できるアプリを必要としていました。この度、「workhub」を導入したことで、ワーカーは以下のような複数のサービスに、ビットキーの「workhub」アプリを介して簡単にアクセス可能となります。
ワンビルにおけるワーカーズアプリの機能
①共用施設(7F共用会議室・ジム・シャワー室等)の予約・決済
②来訪者登録・受付
③空調の操作
④飲食店舗・ワーカーズラウンジ・喫煙室等の混雑状況の確認
⑤イベント情報の受信
⑥ビル内飲食店のモバイルオーダー※一部飲食店のみ
テナントは必要な機能を追加可能
「workhub」はテナントのニーズに応じて、後から必要な機能を追加することができます。例えば、専有区画内に顔認証を導入することで、テナントフロア内もICカードを持ち歩く手間を省けるほか、セキュリティレベルを向上できます。また、「workhub」アプリにて、オフィス内の座席予約機能を追加することで、フリーアドレスでも安心して、働く場所を確保することができます。機能は今後も追加されるため、働き方の変化や従業員の要望に応じて、常に最適なオフィス環境を構築できます。複数のアプリを使い分ける必要もなくなり、業務効率化にも貢献します。
ゲストは事前登録により受付手続きなし・訪問先へ直行
ゲストは、オフィステナントから事前に発行を受けた二次元コードをセキュリティゲートにかざすだけで、入館することができます。ICカードの貸し借りや受付手続きの手間がなくなるほか、カードの紛失や持ち帰りなどのセキュリティリスクもありません。オフィステナントの担当者にはメールや「workhub」アプリ、ビジネスチャットツールで通知が届くため、内線電話等を受け取る必要もなく、フリーアドレスオフィスでもゲストの到着を把握することができます。
今後の展開
今後はワンビル内で「workhub」を採用する場所や・空間の拡大、ビル管理会社、商業施設等の従業員を対象にしたサービス展開などを検討することで、「竣工後もアップデートするビル」を実現していくとのことです。
ONE FUKUOKA BLDG.
西日本鉄道株式会社が2025年4月24日に開業する、商業・ビジネス・カンファレンス・ホテルなど多様な機能を備えた、九州屈指の規模を誇る大型複合ビルです。
▼所在地
福岡市中央区天神一丁目11番1号
▼敷地面積
約8,600㎡(約2,600坪)
▼延床面積
約147,000㎡(約44,000坪)
▼階数
地上19階、塔屋1階、地下4階
▼建物高さ
約97m
この情報は2025年1月17日(金)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。