柳川藩主立花邸 御花（所在地：福岡県柳川市）では、国指定の文化財内にあるホテルの全客室やロビーなどを改修し、2025年1月11日（土）にリニューアルオープンすると発表しました。
かつて藩主とその家族が過ごした歴史ある場所で、400年の歴史を受け継ぎ、今も大名の末裔が営む料亭旅館の魅力を最大限活かした、唯一無二の体験ができる宿として生まれ変わります。
国指定の文化財と調和する空間
今回、文化財に囲まれた宿泊棟は100年先も変わらない、文化財の空間とも繋がり合うような空間にリニューアル。
客室
全20室の客室はそれぞれ個性の異なる8タイプを用意。日本庭園「松濤園」側の客室は国指定の文化財である庭園と建物が眼前に広がり、まさに日本で唯一国指定名勝に泊まれる料亭旅館の魅力が最も感じられる客室となっています。また客室の備品には自然由来のバスアメニティや紙パックのミネラルウォーター、竹製の歯ブラシ・櫛を採用するなど環境に配慮したアメニティを揃えています。
エントランス・ロビー・ラウンジ
宿泊者専用のエントランスには、かつて殿様屋敷に使用されていた礎石を使用した石畳や地元の石材を使用したサインを配し、ロビー・ラウンジでは、福岡県八女市の伊藤権次郎商店の八女提灯でつくられた照明や佐賀県諸富町のレグナテック株式会社の家具を導入するなど、伝統工芸や地場産業のプロダクトを取り入れて空間を設えています。また、ロビーやラウンジで流れる音楽もオリジナルで制作し、ゆったりと流れる悠久の時を感じる空間を創り出しています。
地場の食材を使用した歴史を感じる会席料理
日本一の干満の差が生み出す豊かな海である有明海と肥沃な筑後平野により、柳川は古くから豊かな食材に恵まれた土地です。地場の野菜や果樹とも関係の深い立花家のストーリーをその土地でとれた食材を使い、会席料理で表現しています。大名家から伯爵家、そして料亭旅館と、それぞれの時代で育まれてきた食文化を通して、100年後につなぎたいという想いを込めた料理を用意。
文化財の中で滞在する魅力を引き出す体験
柳川の街全体に広がる水路を巡り、街の雰囲気を感じながらゆっくり舟にゆられ、早朝のきれいな空気の中、朝食を楽しめる「お舟で朝食プラン」。立花家や御花の歴史を熟知したスタッフによる文化財エリアのガイド。四つのテーマで選書された書籍を堪能できるブックラウンジや文化財の空間とペアリングするような読書体験ができる「殿様嗜本」。文化財の中で滞在する魅力をより引き出す体験が提供されます。
リニューアルオープン特別プランも販売
今回のリニューアルオープンを記念し、公式サイトからの予約限定で特別料金にて予約可能な「リニューアルオープン特別プラン」を販売。予約対象期間は2025年1月11日から2月28日までの予約が対象のプランです。
▶ リニューアルオープン特別プラン
▶ リニューアル特設サイト
かつて柳川藩主だった立花家の屋敷を、今も立花家の末裔が守り続けている料亭旅館。400年の歴史・文化を受け継ぎ、現在は屋敷の全敷地7,000坪が国指定の文化財（国指定名勝）であり、日本で唯一泊まれる国指定名勝です。
その文化財の新たな魅力を創出するため、既存の枠にとらわれない様々な企画が行われているほか、2025年は料亭旅館の創業から75周年となります。
この情報は2025年1月7日（火）時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。