ゼンリン(本社:北九州市)は17日、同社が運営するゼンリンミュージアムにて、2025年1月11日(土)から5月25日(日)までの期間、山陽新幹線の全線開業50周年を記念した企画展「影面(かげとも)の道から山陽新幹線へ」を開催すると発表しました。
同企画展では、「影面の道」として西日本の移動を支えた古代山陽道が、社会の変化とともに姿を変え、現在の「山陽新幹線」に至るまでの変遷と歴史を、約30点の地図と路線図から紐解きます。
展示概要
今から50年前の1975年(昭和50年)3月、山陽新幹線が全線開業し、小倉の街に新幹線がやってきました。
山陽新幹線の歴史は、山陽道の歴史の一部でもあります。古くは京(みやこ)と大宰府を結ぶ大路「影面(かげとも)の道」とも呼ばれた山陽道は、江戸時代になると航路や街道の整備が進み、港や宿場が栄えました。
そして、これらの街に沿って建設された新幹線は、現在も西日本の大動脈となっています。
今回の企画展では、古くからの山陽道の歴史と、山陽新幹線が走り続けた半世紀の軌跡を地図や路線図とともに振り返ります。
※一般的に、古代の役所に関連する場合は「大宰府」、中世以降の地名は「太宰府」を用いています。
見どころ
同企画展では、新幹線開業前から開業後、そして現在に至るまでの山陽新幹線沿線の地図や路線図を多数展示。
中でも、山陽新幹線全線の沿線(福岡市~大阪市)を掲載した縦1.8m×横12mに及ぶ現代の地図は、沿線の発展や鉄道網の変化を感じることができるほか、新幹線開通時の逸話や街並みの変化を、同社のZキュレーターならではの視点で地域ごとに紹介しています。
正確な距離や、トンネルの長さ・カーブなどがよくわかる地図 過去の地図や現在の写真とともに、路線図とは一味違う山陽新幹線の実像をご覧いただけます ※画像は博多駅~新下関駅間の展示を抜粋したもの
山陽新幹線にまつわる様々なエピソードを紹介 ※画像は小倉駅付近の展示を抜粋したもの
期間限定デザインのチケットホルダーの配布
有料入館者全員に期間限定デザインのチケットホルダーを配布。山陽道を表した古地図と、山陽新幹線開通後の路線図を組み合わせたデザインで、「影面の道から山陽新幹線へ」の変化を表現しています。
記念リーフレットの配布
同企画展の展示内容の一部を抜粋したリーフレットを有料入館者全員に配布。Zキュレーターならではの視点で沿線を紹介したリーフレットを手に、一味違う山陽新幹線の旅を楽しめます。※持ち歩きやすい両面印刷の折本 縦20cm×横9cm(展開時54cm)
新幹線関連商品の販売
館内の休憩スペース「Ligare」では、山陽新幹線の車内販売でおなじみのアイスクリームを同企画展中限定で用意。小倉駅に発着する山陽新幹線を「Ligare」から眺めながら堪能できます。
▼会期
2025年1月11日(土) ~ 5月25日(日)
▼場所
ゼンリンミュージアム
多目的展示室
▼休館日
月曜日
ただし祝日の場合は翌平日
その他、年末年始等に臨時休館する場合あり
▼入館料
一般:1,000円
保護者同伴の小学生は無料
▼ガイドツアー
学芸員による企画展ガイドツアーは、会期中の平日(休館日を除く)14:00~14:30。参加は無料。
この情報は12月17日(火)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。