冬至を前に、今年最後のスーパームーン「ビーバームーン」が、2024年11月16日(土)の秋夜に姿を見せます。
この名称は、アメリカ先住民の風習に由来するものです。毎年この時期は、狩りをする者たちにとって毛皮を得るための最後のシーズンであり、ビーバーを狩るために罠を仕掛けていたといいます。
そういった季節の風習から、11月の満月を「ビーバームーン(英語:Beaver Moon、ビーバーの月)と呼ぶようになったそうです。※諸説あり
なお、スーパームーンは、専門的には「近地点満月」または「近地点惑星直列」と呼ばれています。
月が地球を公転する軌道はわずかに楕円であるため、地球に接近して離れるサイクルが毎月繰り返され、地球と最接近する点は「近地点」、そして最も離れる点は「遠地点」となります。
米航空宇宙局(NASA)の名誉宇宙物理学者フレッド・エスペナック氏は、スーパームーンの定義を「月が近地点と遠地点との間の距離の90%以上まで地球に近づいた状態で起きる満月」としています。
つまり、月が地球に最も接近したタイミングで満月を迎えるのがスーパームーンです。
秋も深まり、夜間は肌寒い季節となっています。屋外で満月を楽しむ際は、服装の調節など、身体を冷やさないよう対策が必要です。
この情報は11月4日(月)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。