
福岡市(福岡市役所)では、福岡市動物園におけるゾウの全面公開時期について、2024年10月末頃を予定していましたが、準間接飼育への移行に時間を要していることから、1か月程度延期すると発表しました。
準間接飼育とは
ゾウたちがこれから福岡で長く過ごしていくにあたっての大事な時期であり、福岡市では丁寧かつ慎重に対応を行っています。
なお、全面公開の日程が決まり次第、改めて発表するとのことです。
参考
ゾウの馴らし期間のステップ
▼ステップ 1
ゾウを福岡市動物園の施設に馴致:新しい環境になれるため、まずは、気候や施設、寝室などに慣れさせ、ゾウが落ち着いて過ごせる状況を作る。
▼ステップ 2
ゾウと飼育担当職員との関係構築:マフー(ゾウ使い)がゾウを制御している状態で、飼育担当者がゾウに触れる、エサを与える等から始め、丁寧に信頼関係構築し、その後、マフーの補助を受けつつ、飼育担当者が、基本的なゾウの制御を試していく。
▼ステップ 3
飼育担当職員によるゾウ制御(準間接飼育)への移行:マフーはゾウと同じ空間に入ってケアを行う(直接飼育)が、福岡市動物園 では、檻越しにゾウのケアを行うため、マフーも直接飼育をやめて、飼育担当者と一緒に檻越しのケア(準間接飼育)に移行する。最終的には、マフーが関与せず飼育担当者のみで基本的なゾウの制御が可能となるようにする。
その他
馴らし期間の延長にあわせて、ミャンマーから来ているマフー・獣医の滞在期間も延長の予定です。また、ゾウの名前(決選投票結果)については、全面公開時に発表されます。
この情報は10月29日(火)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。