1892年創業の創元社は24日、今年で17年目となる「鉄道手帳」の2025年版を、2024年9月24日（火）より販売開始したと発表しました。
鉄道手帳とは
2008年から毎年発行されてりる、唯一の鉄道専門手帳です。全国路線図、豆知識満載の週間ページ、さらに資料編36ページ収録という大充実の内容が特長。スケジュール欄はユーザーの声を参考に、より使いやすくなるよう改良を重ねられています。
特徴
国内のすべての路線と停車場を網羅した鉄道手帳オリジナルの「全国鉄軌道路線図」を収録。貨物鉄道、信号場、操車場も掲載。
鉄道の記念日や豆知識が満載のウィークリーページ。今年も抜かりなく更新。
資料編36ページを収録。
拡張ツールとして〈鉄道手帳WEB〉を開設。拡大路線図や過去16年分の資料をまとめたアーカイブ、車両の写真をチェックできます。
追加・変更点
ひとつは「JR・大手私鉄の出資関係図」で、持株比率をもとに各社の関係を図式化。よく知られた親会社・子会社の関係もあれば、意外性のある関係もあります。また、大手私鉄のグループないしホールディングスの関係からは、各企業のスタンスが窺えそうです。ありそうでなかった、本手帳オリジナルの資料。
新資料のもうひとつは「国内観光列車一覧」。かつて「日本の観光列車一覧」という資料が掲載されましたが、今回は少し趣向を変えて、使用車両に重きをおいた一覧に。各列車の説明は紙幅の制限もあり短めですが、JR・私鉄あわせて100件超を取り上げています。いまどんな列車がどこで走っているのか、鉄道旅行や空想旅行の手がかりになればと同社。
もちろん、定番資料のデータはすべて更新済み。一部資料については、可読性を高めるため、記述を大幅に書き改め、文字サイズを少し大きめに変更。
マンスリーページでは、日の出入り情報を詳しく変更。これまでは札幌・東京・鹿児島のみでしたが、撮影や旅行の目安になるよう、札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・福岡・鹿児島の9ヵ所に増えています。2024年版から掲載している鉄道関連の周年情報は、5年ごとの情報も入れて掲載項目を増やしています。
鉄道手帳WEB
2022年に「鉄道手帳」過去最大のリニューアルとして開設された、WEBによる鉄道手帳拡張コンテンツです。3つのコンテンツをユーザー限定で公開。簡単なユーザー登録のみで、いずれのコンテンツも無料で利用できます。
また、国内すべての路線と停車場を網羅した、「鉄道手帳」の代名詞、巻頭路線図をそのまま収録。パソコン、スマホで拡大して見ることができます。
そのほか、過去手帳に掲載された、オリジナルの資料群を一挙公開。ビギナー向けから他では見られないマニアックな資料まで、各種取り揃えています。
そして新たなコンテンツとして、ミニアルバムコーナーを追加。今回は、①381系引退記念「振り子車両」特集と、②2025年「周年車両」特集の2本立てです。
目次
●全国鉄軌道路線図 2024-2025
●年間カレンダー
●月間スケジュール（鉄道関係の周年情報を記載）
●週間ダイアリー（見開き1週間タイプ）
●資料編（36頁）
・鉄道の種類
・停車場、停留場の概念
・日本の鉄道事業者・軌道経営者一覧
・列車運行事業者と線路所有者が異なる区間一覧
・JR列車の種類
・JR車両の形式記号・番号の読み方
・国内観光列車一覧
・JR・大手私鉄の出資関係図
・全国の停車場および路線の動向
書誌情報
▼書籍名
鉄道手帳 2025年版
▼監修者
来住憲司
▼編集
創元社編集部
▼判型
B6判
182mm×128mm
▼頁数
248頁
▼定価
1,540円（税込）
▼発売日
2024年9月24日（火）
▼発行所
株式会社創元社
この情報は9月24日（火）時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。