福岡市では、2023年8月から再整備工事を進めていた「地下鉄橋本駅駅前広場」が完成し、2024年5月31日 午前6時より提供を開始すると発表しました。
今回の整備においては、国内で初めてとなる「認知症の人にもやさしいデザイン」をまちづくりに導入しています。
整備のポイント
「認知症の人にもやさしいデザイン」の導入について
ユニバーサルデザインをベースとして、「必要な場所には周囲とコントラストをつけてわかりやすく表示」「読みやすくわかりやすいサインを設置」などポイントを整理した、認知症の人だけでなくあらゆる人にとってわかりやすいデザインを用いて整備。
歩行者動線の明確化
歩行者動線の色は、車道の黒色と強いコントラストをつけるため、明るいベージュ色を採用。また、駅舎内の床の色と同系色であり、コントラストを統一しています。
構造物のコントラスト
シェルターや案内板の柱の色は、周囲と見分けがつくように、黒色となっています。
シェルター(屋根)
駅舎から各乗降場までシェルターを設置することで、歩行者が雨に濡れることなく、乗り継ぎが可能になります。また、シェルターには、橋本駅のシンボルマーク「もみじ」を装飾し、親しみを感じ落ち着ける雰囲気作りがなされています。
ベンチの設置
休憩したい人や乗り継ぎを待っている人などのために、市内産の木材を使用したベンチを6基設置。
案内サイン
記憶に頼らず、その場にある情報で行動できるよう、判断が必要な場所にわかりやすい案内サインを配置。また、サインは文字(4か国語表示)だけでなく、ピクトグラムも併記。
▶ 認知症の人にもやさしいデザイン|PDF版 無料資料
▶ 福岡市ホームページ
この情報は5月11日(土)時点での内容です。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。