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【通過】空を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう

福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島で好条件、空を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう

JAXAのJ-SPARCプロジェクト「KIBO宇宙放送局」によると、2023年3月9日(木)の18時06分頃に、国際宇宙ステーション(ISS)が九州エリアから見える位置(上空)を通過します。

宇宙空間の国際宇宙ステーション(ISS)は、サッカー場くらいの大きさがあり、次の3つの条件、①ISSが上空を通過している、②ISSに太陽光が当たっている、③空が暗い、がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができます。

今回は、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島のエリアで(天候にもよりますが)好条件で目視することができます。

18時06分00秒に北西の方位 仰角11度で見え始め、18時09分00秒に北西の方位に仰角78度で最接近、18時12分30秒に南東の方位で見え終わります。最接近時のISSとの距離は427kmです。

仰角とは

水平面から上にある物を見る視線と、水平面とがなす角のことで、水平からその角度分だけ上に向いた角度の事をいいます。

今回の最大仰角は78度で、仰角は90度に近いほど見えやすくなります。※仰角が低いと、周辺のビルや木などに隠されてしまうほか、大気による減衰を受けて暗くなります。

各県の地平座標は以下の画像からどうぞ。

▲地平座標(福岡県)
▲地平座標(福岡県)
▲地平座標(佐賀県)
▲地平座標(佐賀県)
▲地平座標(長崎県)
▲地平座標(長崎県)
▲地平座標(熊本県)
▲地平座標(熊本県)
▲地平座標(鹿児島県)
▲地平座標(鹿児島県)

ISSが星のように明るい点となって現れ、最初はゆっくりと、そして天頂に近づくにつれてスピードアップしていきます。

1等級以上の明るい光の点がスーッと夜空を無音で通っていきます。見逃さないよう、視野を広くして観察するためにも、望遠鏡や双眼鏡は使用せず、肉眼で見るようにしましょう。

なお、飛行機とISSとの違いですが、ISSは白や赤や青の光が点滅しません。

©Bascule Inc. ©THE SPACE FRONTIER STUDIO KIBO All right reserved.

軌道情報の更新日時:2023年2月27日16時57分

KIBO宇宙放送局 ホームページ

上記内容は、2023年2月28日(火)時点での情報です。

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