無声映画を弁士の語り(説明)と楽士の生伴奏で楽しむ「活弁(カツベン)」は、映画にまだ音が付いていなかった時代、映画創世期の日本で生まれた映画鑑賞法です。
映画に音が付く「トーキー時代」になって弁士や活弁は廃れたと思われていますが、実際には21世紀の現在もプロの弁士や楽士として活動している方々がいます!
弁士はそれぞれが自分で台本を書きます。つまり、同じ映画でも、セリフやその間合いが異なり、弁士によって映画の雰囲気は変わってきます。そんな究極の話芸とも言える「活弁」をライブで楽しんでいただける場を提供しているのが、この「博多活弁パラダイス」です。
今回は、現在の活弁界をけん引するお一人、片岡一郎さん(45)を東京よりお招きし、近年、フィルムが発見された貴重な無声映画の名作を片岡さんの活弁付きで楽しんでいただきます。
さらに、日経新聞の映画評などでおなじみの時代劇研究家、春日太一さん(45)をゲストにお招きし、片岡さんと熱い映画トークを繰り広げていただきます。
どうぞ、この機会に「映画なのにライブ!」の新感覚を体験したください。
博多活弁パラダイス「片岡一郎独演会~復活!奇跡の時代劇たち~」
【日時】2023年2月25日(土)14時開演(13時半開場)
【会場】福岡市美術館1階ミュージアムホール(中央区大濠公園)
【出演】 片岡一郎(活動写真弁士)、ゲスト・春日太一(時代劇研究家)
【上映作品】
「荒木又右衛門」(1930年、22分)監督:悪麗之助、主演:月形龍之介
「一殺多生剣」(1929年、29分)監督:伊藤大輔、主演:市川右太衛門
「尊王」(1926年、10分)監督:志波西果、出演:阪東妻三郎ほか
【木戸銭】予約 3,500円(当日4,000円)、学生料金あり(各1,000円安)
【予約&問い合わせ】
予約フォーム https://forms.gle/Ew9RtXQHEL6vik2S8
電話090-9570-4579(博多活弁パラダイス実行委員会・上村)
メール katuben2020@gmail.com
この情報は2023年2月14日(火)時点の内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。