日本郵政、ならびに、イオン九州の2社は8日、天神の福岡中央郵便局とイオンショッパーズ福岡の連携を図る「段階連鎖建替えプロジェクト」に関して、本格的に検討を行うと発表しました。
同プロジェクトは、築年数の経過した両建物の建替えにあたり、建物の耐震性を向上させ、地区の特性などを踏まえた計画とすることで、生まれ変わる須崎公園につながる天神北の発展、および福岡市が進める「天神ビッグバン」に貢献していく計画で、2社は、同プロジェクトを推進するにあたり、天神ビッグバンボーナスの取得に向けて、段階的および連鎖的な建替え計画の概要を福岡市に提出。
今後は、福岡市をはじめ関係各位によるご指導のもと、天神地区および各拠点のさらなる活力と賑わい創出を目指し、本プロジェクトの検討を推進していきます。
開発コンセプトおよび位置図
かつて城下町を通過する唐津街道（現・昭和通り）として、人の往来が多く宿場や商店等が軒を連ね、賑わいのある通りに面した場所であった歴史性を踏まえ、新しい天神北の核として、この地域に勤める人、暮らす人、訪れる人が交流できる拠点を創出。
併せて、地下ネットワーク上の課題であったバリアフリー動線の確保を、地下街から続く地下通路の整備やエレベーターの設置等で実現し、郵便局通りの快適な歩行者ネットワークの実現などを通じ、天神中心部、須崎公園等の周辺地域、さらには、ウォーターフロントにつながる、都心部回遊拠点の形成を目指します。
さらに、新型コロナウイルスなどの感染症への対応や環境負荷の低減、「Fukuoka Art Next」の推進、緑化などによるまちづくりへの貢献についても検討を進めていくとのことです。
パースは現時点のイメージであり今後変更となる可能性があります。また、目標整備時期は確定したものではなく、今後の検討・協議などにより変更となる可能性があります。
福岡市中心部では現在、大型の再開発案件が複数進行しており、これから10年ほどの期間で、街の姿も大きく変わっていくものと思われます。
関連記事：来春、ミーナ天神がリニューアル、ノース天神と一体化する全面改装で大型商業施設へ
関連記事：西鉄が「福岡ビル及び天神コアビルの建替」計画について発表
関連記事：イムズ再開発「（仮称）天神1-7計画」始動
関連記事：天神の新天町商店街の再開発を正式発表、福岡パルコと一体的に建て替える計画
関連記事：JR九州が「博多駅空中都市構想」プロジェクト本格検討へ
この記事の情報は2022年12月10日（土）時点での内容です。