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福岡市長・高島宗一郎氏 作・絵の絵本「アヒルちゃんの夢」出版

福岡市長・高島宗一郎氏 作・絵の絵本「アヒルちゃんの夢」出版

エッセンシャル出版社(本社:東京都中央区日本橋)は5日、2022年12月12日(月)に、新刊として、福岡市長 高島宗一郎氏が、自身で作画し文章も手がけた絵本「アヒルちゃんの夢」を発行すると発表しました。

同書では、「新しい技術・サービスがどんどん出てくる世界で、過去の知識・経験だけでは子どもの夢を叶えるアドバイスはできない」「親子で発想の転換をして、どんどん夢を叶えてほしい」という市長の思いを伝えています。

政府が2022年を「スタートアップ創出元年」と位置づけ、幅広い層に起業精神を鼓舞する中、福岡市は全国に先駆けて10年前の2012年に「スタートアップ都市・宣言」をし、子どもたちへのチャレンジ教育にも先進的に取り組んできました。

これは、福岡市長の高島宗一郎氏が、幼少期からのアントレプレナーシップマインドを親子で醸成するために書き下ろした、画期的なエデュテイメント絵本です。

あらすじ

福岡市長・高島宗一郎氏 作・絵の絵本「アヒルちゃんの夢」出版

福岡市長・高島宗一郎氏 作・絵の絵本「アヒルちゃんの夢」出版

飛びたいという夢を叶えるために、飛ぶ練習を続けるが上手くいかないアヒルちゃん。スーパーぶーちゃんの今まで聞いたことがないアドバイスにより、これまでのやり方を大きく変えて、再び夢に挑戦することになる話です。

新時代の夢の叶え方。夢を叶えるためには、発想の転換が必要であること。大人こそ、発想の転換が必要であることに気づける絵本です。

作者(高島宗一郎氏)の思い

アヒルちゃんは空を飛ぶことができました。

もし、アヒルちゃんのお父さんが「空を飛ぶなんて危ないので諦めなさい」と言っていたら、夢は叶わなかったでしょう。また、アヒルちゃんがうんどうの先生の言う事を「真面目に」聞いて羽をバタバタさせていても、根性論を大切にするタヌキチおじいさんの指導にしたがって気合いを叫んでいても、空を飛ぶことは出来なかったはずです。

生き方や価値観は多様になり、今まで私たちが想像もしなかったような技術やサービスも生まれています。ゴールは一つではありませんし、そのゴールにたどり着く選択肢も増えているのが、今の子どもたちを取り巻く社会なのです。

そんな中で、大人である私たち自身が絵本に出てくるうんどうの先生やタヌキチおじいさんになってはいないでしょうか?もし自分がアヒルちゃんのお父さんだったら、子どもの途方もない夢を尊重し、応援できたでしょうか?

子どもたちには正解が1つの問題を解かせる一方で、現実の世の中は正解がないことばかりです。不確実な社会の中で自ら問いを立てる力、実現したい未来に対し、新しい技術なども使いながらさまざまなアプローチを考えてチャレンジする力、思いに共感してもらえる仲間を作るコミュニケーション力を磨く方が、1つの正解を出すことや暗記を頑張ることよりも「生きる力」に繋がると思うのです。

では具体的に、何をどのように変えればいいのでしょうか?それこそアプローチは一つではないし、絶対の正解は無いでしょう。日本の教育を変えるにしても、かなりの時間が掛かります。少なくとも今の子どもたちが大人になるまでの間に大きな変化は望めないでしょう。

私も明確な解決策を示せるわけではありません。だからこそ、せめて「このままでは良くないんだ」というメッセージを、親世代や子どもたちに直接伝えたいと思い、絵本という方法で表現してみました。

書籍概要

書籍名
アヒルちゃんの夢
作・絵
たかしまそういちろう
高島宗一郎
定価
本体1,650円(税込)
対象
幼児~小学校低学年
判型
B5判
ページ数
48ページ
発売日
2022年12月12日(月)
出版社
エッセンシャル出版社

アヒルちゃんの夢|エッセンシャル出版社

この記事の情報は2022年12月5日(月)時点での内容です。

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