パルコ (本部:東京都渋谷区) は29日、熊本市中心部に建設中の新築ビル(仮称)下通GATEプロジェクトビルの一部を、同ビルの所有者である三陽株式会社より賃借し、商業施設を出店すると発表しました。
そして、施設名称が「HAB@」(ハブアット)に決定したことも合わせて発表されました。
熊本PARCOは、建物の老朽化・周辺の商業環境の変化等により2020年2月末に営業を終了。33年間に渡って熊本のひとたちに親しまれてきたこの地に、パルコの編集によって地元企業の新業態やエリア初出店の飲食・ライフスタイル雑貨を集積した編集型商業施設が2023年春、満を持して登場します。
地元のひとだけでなく、観光を目的とした来街者まで、“まちの止まり木”として親しまれる場所を目指し、展開されます。
ネーミング コンセプト HUB&HAVE
街における遊びや暮らしのハブポイント(=HUB)として、地域の魅力を取り入れながら幅広い世代のニーズに応える独自の魅力を持った(=HAVE)場所をめざし、街の賑わい創出の一助となるべく、地域にフォーカスしていく姿勢を表すため、場所を表す前置詞=@(アット)を地図のピンのアイコンを模したデザインで名称の一部として含めています。
ローカルデベロップメントラボとの取り組みについて
ローカルデベロップメントラボは、福岡を拠点として、全国の地域に眠る未活用になった施設に新たな価値を見出し有効活用していく専門家集団です。HAB@ 2階に、新たな拠点として九州エリアの食材を活かしたベーカリー+ローカルの価値を編集し発信する地域共生型店舗を出店。
同社ではローカルとまちをつなぎ、新たな価値や魅力をつくっていくプロジェクト「p-peace」をスタートし、その一環として熊本県小国町の木糸を用いたプロダクトの普及を目指す企画を、パルコとCAMPFIREが共同運営する購入型クラウドファンディングサービスBOOSTERで展開します。
パルコの購入型クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」は、ローカルデベロップメントラボをプロジェクトオーナーとして「熊本地域活性化クラウドファンディング第1弾」阿蘇小国杉の「木糸」を使用した木糸製品を開発し森林保全に貢献する為のクラウドファンディングを、2022年12月1日(木)よりスタートします。
<概要>
熊本県の自然の豊かさを表す代名詞のひとつでもある豊富な地下水。その地下水をつくっているのは阿蘇の山々と木々。木材の需要が減り、管理が行き届かず森林エリアの荒廃が増えようとしている社会課題解決を目的として、木糸を使用した商品開発及び販売を行うことにより、木材の消費を増やして熊本の循環する自然を守りたい。
募集期間
2022年12月1日(木)12:00~2023年1月13日(金)23:59
目標金額
30万円
▼プロジェクトページ
熊本の豊かな自然を次世代につなぐ!「木糸」で循環するライフサイクルの提案
施設概要
▶ 株式会社パルコ
この記事の情報は2022年11月29日(火)時点での内容です。