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【通過】九州全域で観測可能、秋夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう

国際宇宙ステーション(ISS)」が上空通過
画像はイメージです

JAXAのJ-SPARCプロジェクト「KIBO宇宙放送局」によると、2022年11月16日(水)の18時55分頃に、国際宇宙ステーション(ISS)が九州エリアから見える位置(上空)を通過します。

宇宙空間の国際宇宙ステーション(ISS)は、サッカー場くらいの大きさがあり、次の3つの条件、①ISSが上空を通過している、②ISSに太陽光が当たっている、③空が暗い、がそろえば、日の出前と日没後の2時間ほどの間に地上から肉眼で見ることができます。

気になる天気ですが、16日(水)は、九州のほとんどのエリアで「晴れ」の予報となっています。

九州全域でチャンスあり、終夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう

今回は、18時55分30秒に南西の方位 仰角11度で見え始め、18時58分に西南西の方位に仰角55度で最接近、18時58分に西南西の方位で見え終わります。最接近時のISSとの距離は502kmです。

なお、上記データは福岡県から観測する際のものですが、九州エリアであれば、どの県もほとんど変わりません。

仰角とは

水平面から上にある物を見る視線と、水平面とがなす角のことで、水平からその角度分だけ上に向いた角度の事をいいます。

今回の最大仰角は55度で、仰角は90度に近いほど見えやすくなります。※仰角が低いと、周辺のビルや木などに隠されてしまうほか、大気による減衰を受けて暗くなります。

▲地平座標(福岡県)
九州全域でチャンスあり、終夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう
▲地平座標(佐賀県)
九州全域でチャンスあり、終夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう
▲地平座標(長崎県)
九州全域でチャンスあり、終夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう
▲地平座標(熊本県)
九州全域でチャンスあり、終夜を見上げて国際宇宙ステーション(ISS)を見よう
▲地平座標(鹿児島県)

ISSが星のように明るい点となって現れ、最初はゆっくりと、そして天頂に近づくにつれてスピードアップしていきます。

1等級以上の明るい光の点がスーッと夜空を無音で通っていきます。見逃さないよう、視野を広くして観察するためにも、望遠鏡や双眼鏡は使用せず、肉眼で見るようにしましょう。

なお、飛行機とISSとの違いですが、ISSは白や赤や青の光が点滅しません。

©Bascule Inc. ©THE SPACE FRONTIER STUDIO KIBO All right reserved.

KIBO宇宙放送局 ホームページ

この記事の情報は2022年11月15日(火)時点での内容です。

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