Zero-Ten社(本社:福岡市)では、食とエンターテイメントを融合したカルチャー発信の複合施設「010 BUILDING」(ゼロイチゼロ ビルディング)を福岡市博多区に2022年1月11日(水)にグランドオープンしました。
1月26日(木)は、旅行会社やホテルといった観光事業者などおよそ100人が招待され、運営会社は「福岡市とも連携しながら地域のにぎわいづくりにつなげたい」と説明していました。
施設には、那珂川の夜景を楽しめるバーやレストランも入っていて、国内外の観光客を呼び込む新たな拠点にしたい考えです。
説明会に参加した旅行会社のインバウンド担当者は「素敵なエンタメの場所ができたので、観光客がもう1泊して立ち寄るツアーの構成ができるのではないかと思っています」と話していました。
地上3階建てのビルには、食事を楽しみながら日本初上陸、NYで最もクールなナイトスポットと言われる「THE BOX」のショーの世界に浸るイマーシブシアターの他、有名シェフやバーテンダーが手掛けるレストランとバーがオープン。
世界トップレベルのアート、エンターテイメント、フード、カクテルの融合を通じて、国内未知の新しい体験を提供し、福岡の街に新たなカルチャーを創り出すことを目指すとしています。
街の賑わいを取り戻すだけでなく、グローバルスタンダードの新たなカルチャーと経済活動が生まれる拠点として展開されます。
NY、Londonで最もExclusiveなクラブ「THE BOX」を手掛けるOTBAがプロデュースするショーが日本初上陸!Zero-TenとコラボレーションしTHEATER 010を企画。
2FのTHEATER 010は、従来の演劇鑑賞スタイルではない「イマーシブシアター」と呼ばれる話題の体験型エンターテイメントです。食事をしながら、「THE BOX」がディレクションする世界トップレベルのショーを観ることができます。「THE BOX」とはのNY、LondonでHotなクラブを手がけているOTBAのプロダクションチームです。彼らがプロデュースするショーは日本初上陸、アジアでも唯⼀の施設の施設です。
<イマーシブシアターについて>
2000年代にロンドンから始まり、以降ニューヨークを中心に注目を集めている体験型演劇作品の総称。「観客が客席に座り、ステージ上の演者を鑑賞する」伝統的な演劇スタイルを、「観客が自ら行動し、演者と同じ空間に同居しながら物語の一部として作品に参加する」形式へと転換し、綿密な空間設計や五感を刺激する演出を通じて、観客を物語の世界に深く没入させることを特徴とします。
<初回演目について>
開業時の演目は「PHEROS(フェロス)」。福岡の12姉妹都市が、各地の象徴的なテーマでインスパイアされます。「PHEROS(フェロス)」とは古代エジプト時代に存在したアレクサンドリア大灯台、エロス、フェロモンを合わせた造語。福岡に光をもたらす神秘的でかつ情緒的、刺激的な施設になってほしいという願いが込められています。
「THEATER 010」は、NYの「THE BOX」と同様にシアター内はSNS禁止となります。入店時に入場者のスマホ等のカメラにテープが貼られる予定です。実際に訪れないと分からない素晴らしい体験の詳細は現地で、その目で体験してほしいと同社。
施設概要
同ビルは、NASA火星住居プロジェクトやNY市9.11メモリアルなど数々のコンペティションで入賞し、世界で活躍する建築ユニットCLOUDS AO(クラウズ・アオ)がデザインアーキテクトを担当。
福岡に突如発生した螺旋のエネルギー体をイメージした印象的な外観に加え、エントランスのスカーレットレッドが大人の夜を演出します。建物内は外観とのギャップに魅了され、先進的なデザインとオー センティックなデザインの融合を体感することができます。
また、設計監理と2F・3Fイマーシブシアター(THEATER 010)の内装は福岡のチームが担当。銘建工業本社事務所で日本建築学会作品選奨を受賞、その他九州でさまざまな建築に携わるNKS2 、隈研吾氏のもとでエースホテル京都や御園座など最先端の商業・文化施設を手がけた中原拓海氏がタッグを組みました。
【デザインアーキテクト】Clouds Architecture Office/New York
設計・デザイン・リサーチ分野の知見を統合する創造性に焦点をあてた活動を目的に2010年ニューヨークにて設立される(メンバー 曽野正之・祐子、オスタップ・ルダケヴィッチ)。理念と知覚体験をベースとした設計手法と徹底したプロセス重視のアプローチにより住宅、公共施設、パブリックアートから宇宙建築に至る幅広い設計に携わる。プロジェクトはアメリカ建築家協会、ニューヨーク市、アメリカ航空宇宙局(NASA)などにより受賞。
【エグゼクティブアーキテクト/シアターデザイン】NKS2 Architects/福岡
銘建工業本社事務所で日本建築学会作品選奨を受賞。その他九州でさまざまな建築に携わる。福岡を拠点とする一級建築士事務所。“しなやかな構造”をテーマに、特徴ある個人住宅をはじめオフィス、クリニック、公共の庁舎や学校、保育園、客船ターミナルなど、公共から民間まで大小様々な建築を手掛ける。
【エグゼクティブアーキテクト/シアターデザイン】中原 拓海/福岡
建築家。1987年福岡県生まれ。2013年九州大学大学院終了後、隈研吾建築都市設計事務所に入社し、新風館(エースホテル京都を中心とした複合商業施設)や御園座(名古屋の歴史ある劇場)など大規模商業施設を中心に様々なプロジェクトを担当。2020年に中原拓海建築設計事務所を設立。2022年8月に福岡市天神に開通した因幡町通り地下通路(yHa architects)の内装設計も担当。
施設名称
010 BUILDING
ゼロイチゼロ ビルディング
所在地
〒812-0018
福岡市博多区住吉1丁目4-17
地図はこちら
交通
JR博多駅より徒歩約10分、車で約5分
この情報は2023年1月27日(金)時点での内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。また、記事の内容は予告なく変更される場合があります。
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