西鉄では、久留米駅高架橋耐震補強工事を機に、2022年9月末より西鉄久留米駅ビルのリニューアル工事に着手、2024年9月にグランドオープンすると発表しました。また、グランドオープンにあわせ、商業施設「エマックス・クルメ」が「レイリア久留米」へと改称されます。
バスセンターと電車駅が併設している西鉄久留米駅は、県内有数の交通拠点として多くの人たちが利用しています。同社では、これまで地域や自治体と連携して久留米の魅力を発信し、街の活性化や賑わい創出に取り組んできました。
一方、天神大牟田線では、大規模地震への安全対策として2006年より耐震補強工事を行っており、西鉄久留米駅については2019年より耐震補強工事が行われています。
西鉄では、今回、”行き交う人がちょっと一息つける、街の中のオアシス空間”をコンセプトに商業施設をリニューアルし、安全・安心な駅づくりを行い、駅やバスセンターの利便性を向上させ、更なる街の活性化や賑わい創りだしてゆくとのことです。
なお、リニューアル工事の内装には、国際基準の環境認証を取得したタイルや再生材を用いたタイルを、壁や柱には、モルタル・目地材を使わない接着剤貼りが可能なタイルを使用することで、CO2排出量削減を図り、環境面に配慮した駅ビルづくりが行われます。
概要
西鉄久留米駅ビルリニューアルの実施期間は、2022年9月～2024年9月までを予定、投資額は約17億円です。
▼にしてつストアのリニューアル
「にしてつストア久留米タミー店」では、2022年12月から仮設店舗営業を行い、2024年3月にリニューアルオープン。にしてつストア周辺には、スーパーと相性のよい食物販、総菜店舗区画が新たに設けられます。
面積
にしてつストア
1,702㎡
飲食・食物販店舗区画
1,058㎡
バックヤード除く
オープン時期
にしてつストア
2024年3月
飲食・食物販店舗区画
2024年9月
▼バスセンター内店舗のリニューアル
バスセンター内店舗を増床し、飲食コーナーの更なる充実が図られます。また、建物を正面から見たときの外観の仕様を揃え、店舗東側の壁をガラス面に変更し店舗入口を設けることで、東口広場側を明るくし、店舗の魅力がより向上します。
オープン時期
バスセンター南側店舗
2023年6月
バスセンター北側店舗
2024年9月
▼フードコートの新設
2階の北口改札前に、バスや電車を利用する人や地域の人たちなど全ての人が利用できる、フードコートを新設。館内入口は全面ガラス張りで視認性が高く、外壁を開口し、外光を取り入れることで心地よい空間を生み出します。フードコート内にはバスや電車の運行状況がわかるデジタルサイネージを設置することで、待合環境が向上。あわせて、バスと電車の乗換動線から視認しやすくするため、1階にある定期券販売所がフードコート横に移設されます。
面積
フードコート
611㎡
定期券販売所
27㎡
事務所面積除く
店舗数
5店舗予定
※2022年9月時点
座席数
194席
オープン時期
2023年6月頃
▼改札周辺の環境改善
2階専門店街とフードコートを繋ぐ西側通路にATMコーナーやピックアップロッカーなどが設置されるほか、テイクアウトに特化した店舗を誘致するなど、アフターコロナの消費者ニーズの変化に対応したサービスを拡充。
完成時期
2023年6月
エマックス・クルメの概要
開業日
1969年3月1日
所在地
福岡県久留米市東町上天神316-2
建物規模
地上6階
延床面積
14,521㎡
店舗数
31店舗
※2022年9月現在
売上高
約43億円
※2021年度実績
フロア構成
1階
にしてつストア 久留米タミー店（スーパーマーケット）等
2階
専門店街、味のタウン（レストラン）
3階
雑貨館インキューブ、シティコンタクト等
4階
ブックセンタークエスト
この情報は2022年9月21日（水）時点での内容です。最新の情報は公式サイト等から確認をお願いします。