地域の防災力向上を目的に、おととしから NHK でスタートした公共メディアキャンペーン防災減災。NHK 福岡放送局ではこれからの梅雨の時期を前に、「みんなで助かるために」をテーマに、さまざまな取り組みを実施します。離れた場所に住むデジタル世代の若年層が大切な人に電話をかけて真剣に避難を呼びかけることで、実際の避難行動につなげ、ひとりでも多くの命が救われることを目指す動画「みんなで助かるコール」。
福岡県出身、お笑い芸人でボディビルダーのなかやまきんに君が出演している「みんなで助かるコール」の福岡版が完成しました。
夕方6時10分から県内で放送中の「ロクいち!福岡」キャスターの野口葵衣アナウンサーも出演。博多弁も登場し、より県民へ「わたしごと」として届けます。
<最初に避難するきっかけになったのは?>
(2018 年に起きた西日本豪雨で被災した 310 人へ NHK が独自に行ったアンケートより)
▽「周辺の環境悪化」33.5%
▽「人からの声かけ」31.8%
▽「防災無線」7.4%
▽「テレビ・ラジオ」4.5%
道路が冠水したり、裏山が崩れたりと、いつもと違うぞ…と思って避難した人が 3 割でしたが、誰かから声をかけられて逃げた人も同じくらいいました。実際、娘からの「はよ逃げて」という LINE で逃げて助かったという女性もいました。周辺の環境が悪化してからの避難は、すでに手遅れになっている可能性もあります。 なかやまきんに君 コメント
「地元が福岡で小さい時から台風や大雨を経験しました。大阪や東京に出てからも大雨の時には『大丈夫?』と実家に電話していました。身近な人が本気で「大丈夫?」と言えば、大丈夫だと思っている人も「ここまで言ってくれるのだから準備しないといけないな」と思って準備するのではないかと思います。スマホに通知が来たらとりあえず電話をして情報交換もできる。みんなで連絡することで被害を最小限に食い止めることができるのではないかと思います。」 2022年6月3日(金) 午後7:30~8:42 総合 九州沖縄地方(一部地域を除く)
(再)4日(土) 総合 九州沖縄地方 午前10:30~11:42
「みんなで知恵シェア 九州防災ライブ」
今年も九州に大雨の季節がやってきます。備えや避難に対する、いろいろな疑問や不安やモヤモヤに、九州各地の知恵をシェアして、双方向・生放送でお答えします!番組では九州233の自治体にアンケートを実施。
見えてきたのは「避難所が増やせない」「要支援者の避難計画が進まない」といった困惑の声。視聴者からも「そもそも避難すべきかも、避難すべきタイミングも分からない」といった素朴な疑問が。「水災保険には入るべき?」「ハザードマップの見方がわからない」「高層マンションでも床上浸水の危険が!?」など、知りたい疑問に答えます。
その一方、避難や備えに関する数々の知恵も寄せられました。「快適に避難生活をおくる」「子供たちに防災を楽しく学んでもらう」そんな知恵をシェアして防災力アップを目指します。生放送のスタジオには、オンラインで視聴者や自治体担当者が参加。テレビをご覧のみなさんもリモコンでクイズやアンケートに答えて一緒に番組を盛り上げてください!
【ホームページ】
NHK 福岡防災 #こんな時、どげんする?
https://www.nhk.or.jp/bousai/fukuoka/
NHK 水害から命と暮らしを守る
https://www3.nhk.or.jp/news/special/suigai/
【Twitter】
NHK 福岡放送局 Twitter
https://twitter.com/nhk_fukuoka
この情報は2022年5月28日(土)時点の内容です。最新の情報は公式サイトなどにて確認をお願いします。