2022年秋ごろに開業が予定される西九州新幹線の車両がきょう報道関係者に初めて公開されました。鮮やかな赤色で彩られた車体とこだわりの内装が特徴です。
西九州新幹線は、佐賀県の武雄温泉と長崎のおよそ66キロの区間で来年秋ごろの開業が予定され、JR九州はきょう、新たに導入される車両を山口県内の工場で報道関係者向けに初めて公開しました。
新車両の「かもめ」は、最新鋭の車両「N700S」が採用され、工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインを担当しました。外装は、会社のイメージカラーの赤が車両の下の部分を彩り、側面の「かもめ」の文字は毛筆でデザインされています。
車内の指定席は、中央の通路を挟んで2席ずつとなり、獅子柄や唐草柄などがあしらわれています。
デザインを担当した工業デザイナーの水戸岡鋭治さんは、「短い時間でも満足感があり、居心地がいい、一度乗ったらもう一度乗ってみたいという車両になっていければと思ってデザインした」と話していました。
JR九州の青柳俊彦社長は、「かもめのマークは、西九州、北部九州をイメージしていて、福岡、佐賀、長崎をつなぐ存在になってもらいたい」と話していました。
新車両は開業の当初は、4編成が導入される予定で、今後、試験走行などが行われることになっています。
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この情報は2021年12月23日(木)時点での内容です。最新の情報は公式サイトなどから確認をお願いします。