福岡のニュース

薩摩切子・江戸切子が進化した「手磨き」のモダニズムカット『夏の彩り 切子モダニズム展』開催中

2021年7月6日(火)より、福岡市中央区大名のアートスペース・ツクヨミにて、薩摩切子・江戸切子が進化した「モダニズムカット」を紹介する展覧会『夏の彩り 切子モダニズム展』が開催されています。

薩摩切子・江戸切子が進化したモダニズムカットは、鋭いエッジと輝きにこだわった「手磨き」切子の美しさを追求した美術工芸品。本展覧会では、現代の名工・高橋太久美氏と5人のクリエイターの作品が並び、盛夏に涼の彩を添えます。ぜひこの機会に、伝統と革新の融合が生んだ、ロマンティックでエレガントな輝きをご堪能ください! ■高橋太久美と薩摩切子の復元
1975 年頃、大阪に存在したガラス問屋、カメイガラスで、由利精助氏が中心となり薩摩切子の復元が始まりました。高橋は 1980 年頃から氏の指導を受け、2 年後、薩摩切子復元の仕事に参加しました。以後カメイガラスが廃業するまでの 1997 年ごろまで薩摩切子に携わってきました。薩摩切子は「色」の部分が厚く大変見難く、高度な技術がもとめられます。カメイガラスの研究室以外で復元に携わったのは阪本光男氏と高橋の二人だけでした。

■薩摩切子
薩摩切子は、薩摩藩が幕末から明治初頭にかけて生産した切子ガラスです。?崎から伝わった切子は初め大阪で作られ、やがて江戸に伝わり江戸切子として花咲きました。さらにその影響を受け、厚被せの色ガラスに切子加工された薩摩切子が誕生し、その高い技術は世界的にも知られました。しかし、文久三年の薩英戦争で薩摩切子は一瞬にして廃絶したのです。当時作られた薩摩切子は現在 150 あまり見つかっており、サントリー美術館などに百数点が保管されています。薩摩切子の大きな特徴は削られた面に現れる「ぼかし」です。透明なガラスの上に色ガラスを被せて作る「色被せガラス」。それは当時、全国で唯一薩摩藩だけが持っていた技術でした。分厚い色ガラスの層を削ると色の層が下に行くほど薄くなり「ぼかし」ができるのです。そしてぼかしとともに大きく深いカットも薩摩切子の特徴です。

■切子ガラス工芸研究所 たくみ工房
本格的な指導で切子技術を身につけられる全国でも有数のガラス工房。主催者は切子歴 50 年の高橋太久美。切子職人としての高度な技術を駆使し、かつて存在した復刻版薩摩切子の制作にも取り組みました。作家としても日本伝統工芸近畿展8回連続入選、新美工芸会展での受賞などの実績を持ちます。
公式サイト:https://kiriko-takumi.com/
【アートスペース・ツクヨミ】
アートスペース兼バーとして、2019 年大名にオープン。BAR「月みちる BAR」をメインに夜間営業が中心でしたが、終息の見えないコロナ禍の 2021 年 7 月よりニューノーマル時代に向けた新たな BAR スタイルとして、昼間オープンのアートギャラリーに力を入れています。話題のバンクシー展が開催されるユナイテッドラボの向かい側にあり、大名地区の新しいアートスポットとして注目されています。
公式サイト:https://www.facebook.com/tsukimitiru.bar【株式会社 Gatou(Gatou art claft)】
九州・太宰府から日本各地で現代作家の工芸品を中心に展示会の企画開催、販売を行なっています。伝統工芸の良さ知ってもらうため博多人形や博多織のワークショップなども行います。コロナ禍の 2020 年は博多人形「もしろう人形 妖怪アマビエ」を発売するなど、時代の中での立ち位置を意識し活動するアート集団です。
公式サイト:https://www.gatou-dazaifu.com

『夏の彩り 切子モダニズム展』
日時:2021年7月6日(火)~7月24日(土)12:00~19:00
会場:アートスペース・ツクヨミ(福岡市中央区大名 1 丁目 10-5 サリナス大名 2F)
入場料:無料
出品作家:高橋太久美/たきのさゆり/辻原夕見/滝下浩子/西眞り子/西村めぐみ

▶ 公式サイト https://bit.ly/3B0Awcv

この情報は2021年7月15日(木)時点の内容です。最新の情報は公式サイトなどにて確認をお願いします。

1817
URL :
TRACKBACK URL :
Return Top