
8月のペルセウス座流星群、そして12月のふたご座流星群とともに三大流星群のひとつに数えられる「しぶんぎ座流星群」の活動が極大となります。
2021年のしぶんぎ座流星群の極大は、1月3日(日)23時から4日(月)0時頃と予想されていますが、夜半前は放射点の高度が低く観察に向かないことから、より適した時間帯は、4日(月)の夜明け前2~4時間となります。※4日の福岡県の夜明けは6時55分
ただ、今年は、観測に適した時間を通じて明るい月が輝いており、その影響で暗い流星が見えづらくなります。このため、実際に見える流星の数は平均的な流星数の年より少なめで、空の暗い場所で1時間あたり最大20個程度と予想されています。
流星は放射点を中心に放射状に出現します。全天のどこかの方角に現れますので、視界に月が入らない方向の、なるべく暗い空間を広く見渡すようにしましょう。
また、明るい場所から暗い場所に移ると、目が慣れるまで最低でも15分ほどかかりますので、ある程度じっくり待って観察するとよいでしょう。
新年の運試しとして、また、新年の願いを込めて冬の星空を眺めてみてはいかがでしょうか。
なお、当日は大変厳しい寒さが予想されますので、最大級の防寒対策をしっかりおこなうようにしましょう。
この情報は2021年1月1日(金)の内容です。