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「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」メモリアル映像2作品を公開

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」メモリアル映像2作品を公開

三井化学社では、大牟田工場(福岡県大牟田市)において原材料の搬入等に使用してきた三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)を、2020年5月7日をもって廃止しましたが、同社では三池炭鉱の時代から現在に至るまで100年以上の長きにわたり活躍を続けてくれた炭鉱電車への感謝と、未来に向けたレガシーとしての活用を検討する「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」を進めています。

今回は、大牟田/荒尾地域と共にあった炭鉱電車の動く最後の姿を記録として残すため、映画監督の瀬木直貴氏による短編映像2本の制作を進め、2020年9月28日(月)に、YouTubeの三井化学公式チャンネルにて公開がスタートしました。

短編映像

■ 紅い恋人編

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」メモリアル映像2作品を公開
炭鉱電車と共に過ごした方々へのインタビューや過去の貴重な映像資料などを通して、改めて炭鉱電車の魅力を掘り起こします。また、エピソードをもとに詩人の道山れいん氏が詩を書き起こし、アーティストSeiho氏による映像中に流れる音楽(炭鉱電車の音源を用いた)とのコラボレーション楽曲になっています。
11分02秒

■ 炭鉱電車の一日編

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」メモリアル映像2作品を公開
炭鉱電車の運行、整備に長く携わってきた方々の一日の仕事を追いかけたドキュメンタリーです。運転や整備の様子、機関庫や工場内を走る様子など、貴重な映像とともに楽しむことができます。
13分20秒

なお、今回の作品については同社は、制作した映像を地域の資産として自由に活用できるよう、大牟田市等関係者に贈呈したとしています。

瀬木直貴監督のコメント

撮影からひと月後の2020年5月に炭鉱電車は運転を停止し、7月には豪雨により甚大な被害に見舞われました。にもかかわらず、僕は淡々と映像の仕上げ作業を進めました。目の前のモニターには生きた炭鉱電車が映っているから。

そう、道山 れいん氏の詩の一節にあるように、僕の中ではずっと炭鉱電車が走っていました。朝にはじまり夜に終わる二本の映像作品『紅い恋人』『炭鉱電車の一日』は、消えゆく炭鉱電車の葬送曲ではなく、夜が明ければまた新しい朝を迎えるという大牟田の日常の風景です。

願わくは、炭鉱電車にも新しい朝が来ることを期待しています。

「ありがとう 炭鉱電車プロジェクト」メモリアル映像2作品を公開

炭鉱電車

古くは1878年、三池炭鉱から石炭を搬出するために敷設された馬車鉄道がはじまりの九州・大牟田/荒尾地区を走っていた鉄道車両です。1891年には蒸気機関車の運転が開始され、1909年から電車が走り始め、地方鉄道として地域の方々の足として使われた時期もありました。

大牟田/荒尾の風景として、町の人たちからは「炭鉱電車」の愛称で親しまれていましたが、2020年5月、残された最後の三井化学専用線が廃止され、100年以上の歴史に幕を下ろしました。なお、鉄道敷跡は「明治日本の産業革命遺産」として2015年に世界文化遺産に登録されています。

三井化学では、この貴重な車両と歴史を未来に向けたレガシーとして活用検討する「ありがとう炭鉱電車プロジェクト」を進めています。

ありがとう 炭鉱電車プロジェクト|三井化学

この情報は2020年9月28日(月)の内容です。最新の情報は公式サイトなどから確認をお願いします。

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