台風10号の接近に伴って、JR西日本は強風による被害を防ぐため、福岡県内の車両基地に停車している山陽新幹線の車両の一部を、6日中に県外へ避難させることを決めました。
JR西日本では、那珂川市にある「博多総合車両所」に山陽新幹線の車両、およそ30編成を停車させています。
しかし、台風10号が九州に接近し、強風で新幹線の車両が被害を受け運行に支障が出るのを防ぐため、編成の一部について県外に避難させることを決めました。6日中に広島市や岡山市にある車両基地に移動させる計画だということです。
去年10月の台風19号で長野市にある北陸新幹線の車両基地が浸水し、大きな被害を受けたことを教訓にJR西日本では川の氾濫で車両基地が浸水することを想定して、車両を避難させる対策を先月まとめていました。
今回は、この対策を応用したもので、JR西日本が災害への対応で新幹線の車両を避難させるのは異例だということです。山陽新幹線は、7日、広島駅と博多駅の間で始発から終日、運休することを決めています。
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この情報は2020年9月6日(日)時点の内容です。最新の情報は公式サイトなどにて確認をお願いします。