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小倉駅構内の大型画面にコロナで中止の夏祭り映像を上映

「小倉祇園太鼓」など、新型コロナウイルスの影響で中止となった北九州市伝統の夏祭りの雰囲気を感じてもらおうと、祭りの過去の映像が、市中心部にある小倉駅の大型画面で上映されています。

小倉駅構内の大型画面で上映されているのは、「小倉祇園太鼓」と「黒崎祇園山笠」、それに「戸畑祇園大山笠」の合わせて3つの北九州市伝統の夏祭りの映像です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことしの開催が中止となったことを受けて、北九州市が市民などに祭りの雰囲気だけでも感じてもらおうと、去年の映像を3分間にまとめました。

映像の最後は「来年は会場でお会いしましょう」という呼びかけで締めくくられていて、今月15日まで1日4回程度、上映されるということです。

上映を企画した北九州市MICE推進課の佐藤全主査は「元気が出るような映像を選んで編集した。北九州市を訪れる人にも、祭りを知ってもらいたい」と話していました。


「戸畑祇園大山笠」は200年を超える歴史を持つ戸畑区の伝統行事です。国の重要無形民俗文化財に指定され、福岡県「夏の三大祭り」の一つとして「提灯山」の愛称で広く親しまれています。

飛幡八幡宮、菅原神社、中原八幡宮の三社の夏祭り。その最大の特徴は、昼間の幟大山笠が夜になるとピラミッド型の提灯大山笠へと姿を変える点。

提灯山笠は幟山笠の装飾をすべて取り払い、台上に高さ約7メートルの櫓を組み、12段に309個の提灯を飾ります。この形態の提灯山笠としては日本最大規模(総高8.5メートル)で圧巻のスケールです。


黒崎祇園山笠は、春日神社、岡田宮、一宮神社の氏子によって、およそ400年前から行われており、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。

祇園に繰り出す山笠は人形飾山ですが、お汐井取り行事だけは 笹山笠で行われています。笹山笠は最上部に笹を立て、その四方を杉勾欄、梵天、幕で飾り、藤田山笠は四隅を楯または唐扇を、熊手山笠は弓をつけます。

笹山笠は、昭和43年に県無形文化財、昭和51年に県無形民俗文化財に指定されました。お汐井取りがすむと、人形飾山に衣替えします。

関ヶ原の合戦の陣太鼓の勇ましさを取り入れたと言われる祇園囃子は大太鼓、小太鼓、鉦のほかにほら貝が入り、独特の調子をつくっています。旧来、黒崎祇園山笠は「 けんか山笠 」ともいわれ、車輪を軸に曳きまわす様は見る者の血を沸かせます。


小倉祇園太鼓は、全国的に珍しい両面打ちで、山車の前後に据えた太鼓を歩きながら打つのが特徴。競演会会場はもちろんですが、祭り期間中は小倉の街中で太鼓を見ることができます。

勇壮な太鼓の音には天下泰平、国土安泰、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を願う意味が込められており、古来より「祇園風に吹かれると夏患いせぬ」といわれています。

▶ NHKNEWSWEB

この情報は2020年8月12日(水)時点の内容です。最新の情報は公式サイトなどにて確認をお願いします。

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