キューピー社では、キユーピー マヨネーズ 350gに使用されている「3つ穴キャップ」が、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)主催の「ワールドスターコンテスト2020」のフード部門にて、「ワールドスター賞」を受賞したと発表しました。
2020年5月8日にドイツで表彰式が行われます。
「3つ穴キャップ」とは、キャップを開けると3本の線描き、キャップを外すと星型の絞り口として使える2018年8月に採用されたキャップです。
従来のダブルキャップの、細口・星型の2通りに絞り出せる機能はそのままに、細口の穴を3つにし、径を小さくすることで、線描きの楽しさをさらに向上させています。サラダのほか、お好み焼きやパン、丼などにまんべんなく線描きすることで、料理を見栄えよく演出できるのが特徴です。
「ワールドスターコンテスト」は、世界の優れたパッケージとその技術を普及することを目的としたコンテストで、「3つ穴キャップ」は、きれいな3本線を描くための3つの工夫(①絞り口の形状、②絞り口の大きさ、③絞り口の位置)が評価されました。
① 絞り口の形状
キャップを清潔に保つために口は筒形状で角度があります。筒形状で角度の付いた絞り口を設けることで、マヨネーズが垂れることを防ぎ、キャップを清潔に保ちます。
② 絞り口の大きさ
まっすぐな線を実現するために中央の絞り口を小さくしています。3つの絞り口の中でも中央の絞り口を小さくしており、これにより、湾曲した線の発生を防いでいます。
③ 絞り口の位置
独立した線を実現するためにキャップの正面側に絞り口を配置しています。同時に出したマヨネーズがくっつかないように、それぞれの絞り口は、最大限に離していて、全ての絞り口は正面側にあり、中央の絞り口をやや手前に配置しています。
なお、今回受賞した「3つ穴キャップ」は、「2019日本パッケージングコンテスト」においても食品包装部門賞を受賞しています。
この情報は2020年2月6日(木)時点の内容です。最新の情報は公式サイトなどにて確認をお願いします。